2009年7月31日金曜日

トロッタ10の会場と日程

トロッタ10について、いろいろな方から、この会場ではどうでしょう? という情報を寄せていただきました。ありがとうございます。
関係者全員から返事が返ってきていない段階ですが、12月5日(土)に開催できそうです。その場合は、新宿ハーモニックホールを使用します。都内は、もうほとんどの会場が空いていません。やはり、ターミナル駅が最寄りの方が、お客様にいいでしょう。しかし、そのような会場は、誰もが希望するので、非常に難しい状況です。ターミナル駅以外の会場も、まったく空いていません。
新宿ハーモニックホールは、欠点はありますが、欠点など、それはどこにでもあることで、あの会場にはよいところもあります。欠点は、私たちの演奏で克服していきたいと思います。いずれにせよ、この選択肢しか、目下、残されておりません。決定できればと思います。

トロッタとは直接関係がありませんが、ある、メゾソプラノの方のチラシを作っています。私が、です。デザイナーでもないのに。トロッタのチラシは、小松史明さんにお願いしていますが、今は彼が忙しく、私が引き受けざるを得ませんでした。しかし、未知のことには、むしろ積極的に気持ちを向けていきたいと思います。橘川琢さんのチラシも作りましたが、自分なりのデザインにはなりました。しかし、好き勝手には作りません。依頼した方にとっては、私が作ったからできの悪いものになった、ではいけないので、心をこめて作業しています。デザイン理論もなく、Photoshopの使い方もよくわかっていない、でも作る、未知の領域だから。トロッタに向かう姿勢と同じです。

2009年7月29日水曜日

関係者と会っています

チラシなどにはお名前が載っていますが、トロッタに初参加される演奏家の方々と、昨日、今日と会いました。昨日は、打楽器の星華子さん。今日は、チェロの香月圭佑さんと、クラリネットの藤本彩花さんです。また、作曲の橘川琢さん、ピアノの森川さんとは、舞台の録画がありましたので、本日、御一緒しました。また、ピアノの並木桂子さん、作曲の田中修一さんとも、電話で相談をし、トロッタ10で初参加の作曲家、田中隆司さんからは、早くも楽譜を受け取り、内容について、昨日、お話しをしました。

トロッタ9とトロッタ10が同時進行していますので、頭の中の整理が難しいのですが、皆さんと音楽を創っていく実感は得ています。できれば、トロッタとその関係のことに専念したいのですが、そうはいきません。トロッタ10の会場は、依然として見つかりません。いろいろな理由があります。目下、ホール志向になっていて、当初のようなサロン・コンサートでは、トロッタの規模に対応できないからです。当然、ホールとなると、他の団体もまた希望していますので、競争率の高いところで、早い者勝ちの競争をしなければならなくなっています。一方に、サロンでもいいのでは? 大きくて広い場所ですることだけがよいのではない、という考えが頭をもたげています。もしかすると、予定というか、発送の出発点を変えて、トロッタ10の内容を根本から変えるかもしれません。

2009年7月28日火曜日

トロッタ10の準備も始っています

目下、作曲者、演奏者の日程調整は、ほぼできています。後は会場だけなのです。しかし、12月初旬に開催予定です。いつもより早く準備を始めたのですが、なかなか会場が見つかりません。トロッタの集客能力を考えてホールを探していますが、空いている会場がありません。都内の、たいていの場所にはあたってみました。しかし、苦しい状況です。集客能力を超えた場所にも電話をしましたが、だめです。果たしてどうなるか。トロッタ9もまだなのに、その先を考えるのは苦しいのですが、こうしなければ、順調な運営はかないません。本当は、もっと早くに進めるべきでしょうが。どなたか、御存知の会場があったら、教えてください。

2009年7月27日月曜日

エレクトーンシティ渋谷です

本日、エレクトーンシティ渋谷に行きまして、正式の使用申込書を提出してきました。練習日時についても相談してきました。合わせて、写真を撮ってきましたので、掲載します。
まず、外観です。渋谷駅に近い、山手線と並行した坂を上り始めると、見えてきます。

続いて、スタジオです。お昼ごろは、誰も使っていませんでした。客席には、およそ130脚が並んでいました。



上から見ると、こんな具合です。



舞台から見た客席です。


トロッタ9、2か月前です

9月27日(日)本番までのトロッタ9まで、あと2か月となりました。本チラシの作成にも、小松史明さんに取りかかっていただいています。これから本番まで、常にブログを更新することを心がけます。

昨日は、名古屋音楽プラザの練習室で、名フィルの日に改訂初演する、橘川琢さんの『花の記憶』を練習しました。トロッタ9と直接の関係はありませんが、トロッタ7で演奏され、大きな流れの中で、すべてが動いていますので、ここに記します。何といっても、名フィルの日のグループ名が、「トロッタ・アンサンブル」です。

Vn.戸塚ふみ代さん、Va.篠原聡子さん、Vc.新井康之さん、Cb.濱田尚子さん、Fg.ゲオルギ・シャシコフさんの名古屋フィルメンバーに、Pf.山本敦子さん、Sop.児玉弘美さん、それに詩唱の私、作曲の橘川琢さんで合わせました。本番は花の上野雄次さんが加わります。
自分については、うまく音楽に乗れているかな? 詩唱が音楽になっているかな? ということが心にかかります。ただ詩を詠んでいるだけでは何にもなりません。

ちょっと未整理の問題で、かつ大きな問題になりますが、歌に流れず語ること、しかし語りに終わらず詠むこと歌うことを、私は心がけています。具体的な方法論は、ありません。模索中です。私はまず、自分が楽器だと思います。作曲家の意図に従って、声を出したいと思います。歌手の方には、それぞれお考えがあるでしょう。先生から生徒に伝えられる、長い時間の積み重ねで培われた考え方、生き方があるでしょう。私にはありません。伝えようとは思いませんが、語れることはあっていいと思います。しかし、何を語るのか。大きなことだけは、いいたくないと思っています。詩と音楽の前で、死ぬまで謙虚でいたいと思います。


2009年7月26日日曜日

名古屋に行きます

明日、7月26日(日)は、「名フィルの日」で改訂初演されます『花の記憶』の練習のため、名古屋に行きます。作曲の橘川琢さんも向かいます。名古屋フィルの方々が待っていてくれます。いきなり倍の人数になりましたので、どのように聴こえるか、楽しみであり、不安でもあります。ソプラノの児玉弘美さんとは、酒井健吉さん作曲の『天の川』で御一緒し、『トロッタで見た夢』も歌っていただきました。チェロの新井康之さんとは、酒井さんの『天の川』や『祈り-鳥になったら』で共演。ピアノの山本敦子さんとは、名古屋で演奏された酒井健吉さん、橘川琢さんの曲すべてで共演させていただいています。

本日、トロッタ9の会場であるエレクトーンシティ渋谷に、使用申請書を提出しました。もちろん、これまでに打ち合わせをしているので、使用は決定していますが、申請書を本番2か月前に出さなければならないのです。週明けの月曜日、改めて会場を訪れ、若干の打ち合わせをさせていただこうと思っています。

デザイナーの小松史明さんに、チラシ原稿を、ほぼ送りました。いつもより早めにと思っていまして、実際に早いのですが、思ったほどは早くなっていません。仮チラシで、何とか、現状をしのいでいます。仮チラシとは曲順を変える予定です。今のままですと、後半、エレクトーンの大谷歩さんが立て続けに演奏しなければならないので、一曲分、休んでいただこうと思うからです。

9月末から10月にかけ、カフェ「谷中ボッサ」で行う「扇田克也+木部与巴仁〈ユメノニワ〉」の使用申し込みも、今夜、行いました。名古屋に行く前に片づけようとしているみたいですが、実際、そうです。この催物は、art-Limk上野-谷中への参加企画です。初日の9月30日(水)19時からと、最終日前日の10月11日(月)、「ボッサ 声と音の会vol.5」を行います。扇田克也さんにうかがいましたら、どんな作品を出品するか、まだわからないとのこと。数か月前に行われた個展に発表した新シリーズ「ユメノニワ」でいいと思ったのですが、扇田さんは、それではいけないようです。作家の探求心、創造心、といったところでしょう。私が扇田さんでも、同じ思いになったかもしれません。昨年、森岡書店で行った「光のある部屋」同様、ライヴ感のある展覧会にしたいと思っています。掲示する詩は、毎日、更新いたします。

2009年7月18日土曜日

仮チラシ完成&トロッタのサイトを更新

トロッタ9は、少しずつ、進んでいます。デザイナーの小松史明さんから、仮チラシが送られてきました。これに合わせて、トロッタのサイトを更新いたしました。前回にならって「本番までの通信」を、本番直前まで発行してまいります。よろしくお願いします。



トロッタ9 本番までの通信;1(7.18)


鉄と

コンクリートの街に

潮騒を聞く

砂浜があった

街角の向こうに

夜明けの海が見える


それは青

深くて濃い

生命(いのち)を今も

育んでいる


何もかも信じていた

あれはまだ

幼い少女のころ

光と戯れる

空と海の境界線に

生きていた


大谷歩・作曲 木部与巴仁・詩

「アルバ/理想の海」より


7月17日(金)、小松史明さんから、トロッタ9の仮チラシが送られてきました。あくまで仮チラシであり、本チラシではありません。曲や曲順を含む文章はもちろん、小松さんのデザインも変更される可能性があります。判型も、今は小さいのです。しかし、いつもながらに力強く美しいチラシが姿を現しました。


仮チラシは、当面、トロッタのメンバーが出演する演奏会や、早めに配布できる場所などの告知に使われます。断り書きに、「曲と曲順などは変更される予定です」とあります。ほぼ、仮チラシのとおりに演奏される予定ですが、いずれは本チラシを御手元に置いていただければと思います。お目にとめられました方は、ぜひ御連絡をください。本チラシを進呈いたします。


「ご挨拶」にありますとおり、トロッタ9はヤマハ エレクトーンシティ渋谷を会場とし、エレクトーンを用いた曲を演奏いたします。私どもにとって、未知の要素が非常に多い会です。あるいは、もしや、という不安が頭をもたげますし、予想できないので不安すら抱かない点があると思います。しかしトロッタは、常に不確実性を抱えて進んでまいりました。作曲家が、新曲を書く。このこと自体、すでに不確実ではないでしょうか。私にしても、詩が書けるかどうかわからない、書き出してみなければどうなるかわからない。不確実極まりない生活です。


上に掲げましたのは、大谷歩さんが作曲してくださいます『アルバ/理想の海』の始まりです。“私には理想の海があります”という、大谷さんの言葉を頼りに、一篇を書きました。私は大谷さんではないので、これは私の海です。大谷さんと交感をしながら、詩を創ろうと思いました。真の交感は、初演の舞台で、他の演奏者、お客さまを交えて、なされます。

お聴きいただく皆様どなたの心にも、海の姿があることでしょう。海のない国にお生まれになった方には、山でもよく、川でもよく、森でも一本の木でもかまいません。人知を超えた大きなもの、目に見える大小ではなく、小さくてもそれ自体で完成され、宇宙を持ったものにひかれ、そのことを書きたいと思いました。常に、書きたいと思っています。


チラシの表面に、やもりの姿が見えますか? 小松さんからチラシが送られてきた時、ちょうど、本物のやもりが、窓枠を乗り越えて部屋に入ってきました。ぴぴぴっと、やもりは私に呼びかけました。私たちにとっては、幸運のやもりだと思います。他力にすがるつもりはなくても、やもりが交感をしようと、やってきたくらいのことは思っていいでしょう。小松さんの絵にいるやもりが、本当に鳴きながら現われたのですから。彼か彼女は、何をいいたかったのか? そのことを考えながら、9月27日(日)、トロッタ9の本番までを過ごします。


2009年7月9日木曜日

トロッタのサイトに挨拶文を載せました


挨拶文といいましても、簡単なものです。まだ、サイトの全面的な変更はできません。小松史明さんの絵を生かしますので、絵ができないうちは、文章を少しずつ変えていくだけです。

上の2行を夜に書き、続いては朝、書きます。

さまざまな人とさまざまなことを話し、さまざまなことを思います。悩み、迷うこともありますが、確信はその果てに生まれているので、悩みと迷いを、あえて引き受けようと思います。確信しかない行き方は、私は取りません。

木々の向こう
ほら あそこに光が見える
落ちている光
生まれたばかりの光
きれいだろう
でもね
いいことばかりじゃない
光のあるところに
以前は大きな木が立っていた
切られてしまったんだよ
切株だけが残っている
ぼくたちは
ぽっかり空いた
むなしさの光を見ている


2009年7月8日水曜日

トロッタ9のこと、ここ数日のこと

78日(水)現在、小松史明さんに、トロッタ9の、チラシの絵を描いていただいています。先ほど電話で話しましたら、今週末には、最初の絵ができあがるとか。719日(日)、ピアニスト、徳田絵里子さんが御出演のライヴがありますが、小松さんには、その絵を生かして簡単なチラシを作っていただき、コピー印刷して、ライヴの会場で配布しようと思います。


76日(月)、座・高円寺にて、食事をしながら、橘川琢さんと打ち合わせをしました。『花の記憶』名フィル版のこと、トロッタ9およびトロッタの今後、それに、谷中ボッサで秋に行う、扇田克也さんの展覧会のこと、など。私はトロッタで、ありきたりのことをしたくありません。ありきたりのことしかできないようなら、つまり自分を変革していけないような表現は、創作と呼べません。再生産、とはいえるでしょうが。トロッタ9で、私はこれまでにない表現をしたいと思っています。できるかできないかはわかりません。


谷中ボッサのことです。ガラス造形家、扇田克也さんの個展をもって、「art-Link 上野-谷中 2009」に参加します。タイトルは正式ではありませんが、「ユメノニワ 扇田克也展」とする予定です。会期は928日(月)から1012日(月)に決まりました。期間中、「声と音の会 vol.5」を行います。初日のオープニングをこれにあてるか、クロージングも行うか。詳細はいずれ発表します。参加作曲家は、橘川琢さんと、清道洋一さんの予定です。「ユメノニワ」とは、先に行われた扇田さんの個展で発表された、新作の名前です。すばらしい作品です。何とか、詩にしたいと思っています。


上野雄次さんが、青山のグラスギャラリーカラニスで行われている、「潮工房展 9th」で、花生けを披露されています。上野さんとは、急速に、舞台をともにすることになりました。最も間近な舞台は、「名フィルの日 2009」で改訂版を初演する、『花の記憶』です。これまでにない大きな舞台なので、どのような表現になるか。楽しみですが、上野さんは苦しんでおられるかもしれません。その苦しみが、美しさになるわけです。何とかして、記録をし、どんな舞台であったのか、確認したいと思います。


76日(月)、トロッタ9のチラシのために、原稿を送っていただくよう、関係者にお願いをしました。このあたりから、本格的に始っていきます。心のうちでは、531日(日)にトロッタ8が終わった翌日から、トロッタ9は始りましたが。座・高円寺の道草カウンターに、「トロッタの会」のコーナーを作っています。しかし、ここに置く印刷物は、すぐになくなってしまいます。少しでも早く、「トロッタ通信」なり、簡単でもいいからチラシなりを作らなければと思い続け、数週間が過ぎまています。時間が経つのがあまりにも早すぎます。


77日(火)、「詩の通信III」の第25号を作成しました。同封するものが揃っていないので、まだ発送できません。「詩の通信III」も、あと1号を残して終了です。「詩の通信IV」が、すぐに始ります。購読者を募りました。あくまでも読みたいと思われる方に、送ることにしました。読んで欲しいなら、相手がどう思おうと送っていい。そんな考え方があるでしょうし、これまでがそうでした。しかし、この方法を3年続けてきましたので、次の年は、違う考え方でいいと思ったのです。目下、読者数は激減する予定です。明日には発送できそうです。


同じ日、上野雄次さんから「はないけ教室開校」というメールが届きました。会場は、先日、「夏至祭」「はないけcafe」を行った、千駄ケ谷のメコノプシスです。毎月2回・土曜日開校。一日に3つのクラスが、各2時間、用意されています。「花は1本づつ、約20種類の中から自由に選んで頂くか、または、お好きな花を持って来て頂いても結構です。器は教室にある物の中から選ぶか、または、生けたい器を持って来て下っても結構です。はさみの用意はありますが、どうぞご持参ください。時間内でしたら何杯でも生けて下さい」このような内容です。


詩を、書かなければいけません。トロッタ8が終了するまでは、書けなくても仕方がありません。しかし、終わってから、私は何をしていましたか? 「ヅ・ドゼーラ症候群」と名づけた、比較的長い詩を書いただけです。反省しなければなりません。トロッタ9の準備をしている。これは言い訳になりません。たった今でも、書けるはずです。

「花の記憶」名フィル版・案内状

橘川琢さんの詩歌曲『花の記憶』名フィル版の案内状が、昨日、印刷所から届きました。「詩の通信III」の読者には、木部からお届けします。
7月1日(水)のブログに、案内文と楽器編成を記しました。御参照ください。

2009年7月3日金曜日

「洪水」第4号が届きました

池田康さんが編集・発行する雑誌「洪水」第4号が届きました。「特集・白石かずこの方法」と大書されています。池田さんは、「洪水」に、“詩と音楽のための”と、銘打たれています。トロッタの、“詩と音楽を歌い、奏でる”と、何と似ていることでしょうか。これまでの歩みは、次のようです。

零号「特集・伊福部昭を考える」
1号「特集・西村朗との対話」
2号「特集・生の蕊にふれる音楽
3号「特集・三輪眞弘の方法」

トロッタは、第1号で、座談会を掲載していただいたのでした。その、池田さんの厚情に応える活動ができているだろうかと思います。できていると私は思っていますが、思っているだけではいけないので、判断を上回る活動になっていなければ不足です。

池田さん御自身が詩をお書きになりますが、それにしても、今号の特集を拝見して、白石かずこさんを尊敬しておられるのだなと思いました。これまでの個人特集でも、ここまでの内容と分量を費やしている回はありませんでした。「洪水」がいう“詩と音楽”は、池田さんにとって、白石かずこさんが体現しているのでしょう。特集に、池田さんの人柄が反映しています。

2009年7月1日水曜日

「花の記憶」が演奏されます

橘川琢さんの「花の記憶」が、名古屋で演奏されます。花生けの上野雄次さんも参加します。そもそも、上野さんが出演しなければ、成立しない曲です。その案内状を、試しに作ってみました。誰からも異論がなければ、はがきに印刷して、配ろうと思います。この演奏会については、今後、お伝えしていくことになると思います。内容は、以下のようになります。下の「名フィルの日2009」をクリックすると、演奏会のチラシが表示されます。その、左端、上から三段目に、小さく、昨年の私の舞台姿が見えます。小さいので見えないかもしれません。曲は、酒井健吉さんの『祈り 鳥になったら』でした。その前の年も出演しましたが、曲は橘川さんの『冷たいくちづけ』でした。『冷たいくちづけ』といい『花の記憶』といい、私が大好きな、自信を持ってお薦めできる曲です。


名古屋フィルハーモニー交響楽団メンバーによる室内楽コンサート
*地下鉄東山線・鶴舞線 「伏見」駅より徒歩5分
料金 一般;¥1,500、高校・大学生・名フィル会員・しらかわメイト・ハンディキャップ¥1,000、小・中学生;¥500

出演[トロッタ・アンサンブル]
Vn. 戸塚ふみ代
Va. 篠原聡子
Vc. 新井康之
Cb. 濱田尚子
Fg. ゲオルギ・シャシコフ
Sop. 児玉弘美
Pf. 山本敦子
詩唱. 木部与巴仁
花.  上野雄次

(案内文)
橘川琢さんの『花の記憶』が、三度目の演奏を迎えます。初演は2008年10月20日(月)の、すみだトリフォニー小ホールでした。編成と演奏者は、Sop.島信子、Pf.並木桂子、花.上野雄次の各氏に、詩唱.木部与巴仁でした。その2か月後、12月6日(日)の第7回「トロッタの会」にて、ヴァイオリンを加えて改訂初演されました。編成は、Sop.赤羽佐東子、Vn.戸塚ふみ代、Pf.森川あづさ、花.上野雄次の各氏に、詩唱.木部与巴仁でした。そしてこの度、2009年8月2日(日)、さらに大きな編成をもって御披露させていただくことになりました。名古屋フィルハーモニー交響楽団メンバーによる室内楽コンサート「名フィルの日2009」の、幕開きの曲として演奏されるのです。演奏者は計9名と、初演時の倍です。もちろん、花の上野雄次さんも御出演されます。この得難い機会をお聴き逃しなさいませぬよう、御案内をさせていただく次第です。お誘い合わせの上、お越しくださいませ。(K)