2010年5月31日月曜日

「詩の通信IV」21号と22号の後記

21号《後記》今二十一号は二週間も遅れる失態です。二十二号と同時発行させていただきました。前号で書きましたが、脚本家の故・馬渕薫氏について書き進めており、「詩の通信IV」を始め、種々の作業に遅れが生じています。馬渕氏の原稿も、調査が滞っているため、ここ数日は進んでいません。ただ何もしていないわけではなく、大谷図書館という、松竹本社にある演劇・映画関係の施設に通い、脚本を書き写しています。コピーができないからですが、写すことで、馬渕氏の文章のリズムをなぞっています。他の仕事があるため一日一時間半が限度ですが、このようにして、いわばレッスンをしているのかもしれません。トロッタ12の準備が始まるまでに、本にならないまでも書き上げるつもりです。次号は二〇一〇年六月十四日(月)発行予定です。二〇一〇年五月三十一日(月)

22号《後記》長谷部二郎先生が発行する雑誌「ギターの友」で、「ギターとランプ」という連載を始めました。六月号が第一回です。トロッタの会で演奏されるギターを伴う曲を、作曲家に取材し、解説します。まず、今井重幸先生の『室内楽版 ギター独奏と打楽器、ピアノのための「シギリヤ・ヒターナ」』について、前後編に分けて書きました。譜例を付けましたので、わかりやすいと思います。五月二十二日(土)、西村朗氏の合唱曲『まぼろしの薔薇』が、甲田潤氏の編曲により、女声版として初演されました。大手拓次の詩にもとづく作品で、西村氏にとっては、やはり大手拓次の詩による『そよぐ幻影』『秘密の花』とともに三部作をなすそうです。ひとつひとつ作品を作ってゆく姿勢の大切さを実感しました。次号は二〇一〇年六月十四日(月)発行予定です。二〇一〇年五月三十一日(月)

0 件のコメント:

コメントを投稿