2011年2月6日日曜日

トロッタ13の概要

私が発行する「詩の通信V」の、1月14日に発行した第12号の「後記」を引用します。

(前略)一月十二日(月)、トロッタ13のための詩が、すべて決定ました。変更があり得ることを前提に、お知らせします。まず、私の詩による曲。清道洋一さんは『ヒトの謝肉祭』。田中修一さんは、『亂譜』シリーズの四作目『儀式』。堀井友徳さんは、『北方譚詩』の二作目として、『運河の町』と、「森と海のある土地」を改題した『森と海への挽歌』。宮崎文香さんには、「詩の通信」シリーズから「蝶」「流れ星」「虹」「夏に咲く花」「花の森」をお送りしてあり、この中からお選びになる予定です。橘川琢さんは新しい試みで、先に曲をお書きになり、それをもとに私が詩を書くことになりました。また今井重幸先生は、泉鏡花の世界に着想し、ご自身で詩を書き、オーケストラのために作曲した『「草迷宮」のイメージに拠る詩的断章』を、トロッタのために編曲して初演する予定です。また私の企画として、フェデリコ・ガルシア・ロルカの『十三の歌』から、毎回三曲程度を選び、シリーズ化して全曲を歌うことにしました。ロルカの原曲は歌とピアノですが、これを今井先生が、ギターを主に、他の楽器も加えて編曲してくださいます。今井先生には、伊福部昭先生がヴァイオリンのために書いた『協奏風狂詩曲』の編曲もお願いしました。トロッタ13は、五月二十九日(日)、早稲田奉仕園スコットホールで開催されます。

その後、宮崎文香さんが、ご都合により出品を取りやめることになりました。しかし、アンコール曲である宮﨑さんの『たびだち』は演奏されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿