2010年1月11日月曜日

「11へ」;16

やはり、このあたりから、話を始めることになります。
トロッタ11では、伊福部昭先生の『摩周湖』を演奏します。詩は、更科源蔵によるものです。

1月7日(金)の夜、阿佐ヶ谷の古書店にて、伊藤整の『若い詩人の肖像』を買いました。何度目かの購入です。何かあるたびに売っていますから。ダブって買うこともあったので、もしかすると20回目くらいの買い物かもしれません。伊藤整は、最近は、さほど好きな作家とはいえなくなっていますが、この『若い詩人の肖像』は、高校生の時から繰り返し読んでいたこともあり、思い入れがあります。特に高校生のころは、伊藤整の上級生だった小林多喜二の描写に強くひかれました。ここに、更科源蔵が登場します。昭和3年の話です。

更科源蔵については、『原野彷徨 更科源蔵書誌』という資料があり、ここに詳しい年譜が掲載されています。『伊福部昭 音楽家の誕生』を始めとした三部作を書く際、ずいぶん参考にさせていただきました。これも、今は手放しましたが、ただいま注文をしており、明日あたり、届く予定です。四度目の買い物になるはずです。

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