招待券をいただいて、ある、朗読を伴う曲を聴かせていただきました。批判的な文章になるかもしれませんので、具体的には書きません。
編成は、朗読とヴァイオリン、ピアノでした。楽譜が売られていたので購入し、演奏中、譜面と参照しながら聴いていました。
率直な感想です。トロッタの方が、厳密に演奏していると思いました。朗読と演奏の緊密性がありました。
楽器の演奏が、BGMになっていると感じました。ヴァイオリン、ピアノと、声が、一音一音、どこでどうかかわり合っているのか、わかりませんでした。トロッタの場合は、すでて声と音が関わっています。
しかし今日の演奏は、一度聴いただけなので、あるいは、すべて計算されているのかもしれません。
また、マイクが使われていました。電気楽器との共演なら頷けますが、生の楽器に、マイクを通した声は、しかも、目の前にマイクを置いての発声は、私は納得できません。
詩はオリジナルではなく、既成のものです。その詩が、あのような、きれいな朗読でいいのかと思いました。荒々しさ、官能性が必要だと思いました。
私が詩唱して、うまくいくとは限りません。しかし、聴いていて、非常な歯がゆさを感じました。
“放送禁止”になるくらいの情熱が必要です。
トロッタの手法に、確信を持ちました。
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