2011年12月11日日曜日

トロッタ15通信.24(12.9分)

新たにYouTubeにアップしたもの。ペースが落ちているが、少しずつ数を増やしていきたい。

田中修一さん作曲『立つ鳥は』(初演版)
橘川琢さん作曲『冷たいくちづけ』
田中修一さん作曲『牧嘯歌』
酒井健吉さん作曲『天の川』
清道洋一さん作曲『椅子のない映画館』
宮﨑文香さん作曲『ほたる』

ある方に、メールを送る。その要点。

関心は、詩が音楽になる過程にある。
いっそ歌になってしまっていては、それはそれでいいのですが、当たり前の話であり、
その過程にある、詩人と作曲者の思いを、トロッタの私は大事にしたい。
音楽を、詩を朗読するための適当な、雰囲気作りのBGMにはしたくない。
音楽作品として、詩がきちんと五線紙に記されているものにしたい、
いつでも再現でき、そのたびに創作できる、再創造できるものにしたい。
いい加減という意味ではない、すばらしいBGM、すばらしく適当な詩と音楽の関係もあるだろうが、
それは私の道ではない。
問題もある。朗読、詩唱には音程がなく、他の楽器の音とずれてしまっても、何となく聴けてしまう。
これは歌と違った安易さで、それは拒みたい。朗読、詩唱の技術レベルを上げたい。
詩人が何となく読めば何となく雰囲気で聴けてしまうという事態は避けなければ。
これは私自身が、実践を通じて体系化していくしかないだろう。

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