2012年4月12日木曜日

トロッタ15日記.120412

トロッタ15のチラシとチケットが到着。今回は4000枚刷った。小松史明さんの、すばらしい作品。これをいかに効率よく配るか。

さっそくメゾソプラノの青木希衣子さんに会って手渡し。夕方にかけて東京音大に行く予定。何人かの分をまとめて渡せればと思う。ギター萩野谷英成さんの分もどこかで渡そう。チラシを配れそうな演奏会、置けそうなお店などあればご紹介いただきたい。

高田馬場にて萩野谷英成さん、東京音大にて八木ちはるさん、丹野敏広さんら五人の方にチケットとチラシを渡す(預ける)。民族音楽研究所には置かせて貰ったが、学校に置いて貰う分を忘れた。作曲家の方々への連絡などをして、午後からは、トロッタのことしかしていない。時間がない。

萩野谷英成さんにトロッタ15のチラシを渡し、そのついでに『深沢ギター教室』と『別冊新評・深沢七郎の世界』を渡す。彼曰く、深沢七郎を調べてどうするんですか? と。どうするのか? どうにもならない。彼が敬愛した小栗孝之なら、曲を集めて演奏会を、となるが、深沢七郎だけでは見通しがない。

甲田潤さんと民族音楽研究所で話す。夏の墨田区合唱祭で、伊福部昭先生作曲『交響頌偈 釈迦』を甲田氏の指揮で演奏するのだが、そのチラシに解説を書いてもらえないか、と。字数は1200。合唱に参加してほしいとは前からいわれていること。気持ちはある。解説は書きたいが、歌はどうかわからない。

東京音大のそばの古本屋、古書往来座にチラシを置かせていただく。毎度のこと。お礼に「現代詩手帖」を2冊買う。明日は谷中・根津近辺の古本屋に行く予定だ。中央線沿線は今夜行けるか?置きチラシの効果は正直、不明だが、私自身の経験から、そこにも可能性があるのだと信じている。

毀誉褒貶の作家であり、すべて受け容れる、とはいえない人だが、五味康祐の、練馬区主催の展覧会図録を読む。凝った人、である。作品でよいのは『喪神』『秘剣』『柳生連也斎』『一刀斎は背番号6』など短編が数篇(そう断じるのは奢ったことだと思う)。中でも『柳生連也斎』は暗記してもよいほど。

世評高いものだと思うが、いわゆるオーディオ趣味は理解できない。最も五味康祐らしい文章なのだろう。しかし、わからない。このわからないところに彼の本質があるのだろう。だが、好きな作家、気になる作家。売ったり買ったりしながらつきあってきた。結局、先にあげた数篇があればよいと思いながら。

結局、疲れてしまって吉祥寺の古本屋、百年に行っただけ。閉店ぎりぎりでお礼の本も買えず。帰りに阿佐ヶ谷の飲食店に置かせていただいた。お礼にスミノフを飲む。『トロッタで見た夢』に出てくる大事なお酒。必要な作業もあったが、明日の受け渡し分を整理しただけでダウン。

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