2009年7月31日金曜日
トロッタ10の会場と日程
2009年7月29日水曜日
関係者と会っています
2009年7月28日火曜日
トロッタ10の準備も始っています
2009年7月27日月曜日
トロッタ9、2か月前です
2009年7月26日日曜日
名古屋に行きます
2009年7月18日土曜日
仮チラシ完成&トロッタのサイトを更新
トロッタ9は、少しずつ、進んでいます。デザイナーの小松史明さんから、仮チラシが送られてきました。これに合わせて、トロッタのサイトを更新いたしました。前回にならって「本番までの通信」を、本番直前まで発行してまいります。よろしくお願いします。
*
トロッタ9 本番までの通信;1(7.18)
鉄と
コンクリートの街に
潮騒を聞く
砂浜があった
街角の向こうに
夜明けの海が見える
それは青
深くて濃い
生命(いのち)を今も
育んでいる
何もかも信じていた
あれはまだ
幼い少女のころ
光と戯れる
私
空と海の境界線に
生きていた
大谷歩・作曲 木部与巴仁・詩
「アルバ/理想の海」より
7月17日(金)、小松史明さんから、トロッタ9の仮チラシが送られてきました。あくまで仮チラシであり、本チラシではありません。曲や曲順を含む文章はもちろん、小松さんのデザインも変更される可能性があります。判型も、今は小さいのです。しかし、いつもながらに力強く美しいチラシが姿を現しました。
仮チラシは、当面、トロッタのメンバーが出演する演奏会や、早めに配布できる場所などの告知に使われます。断り書きに、「曲と曲順などは変更される予定です」とあります。ほぼ、仮チラシのとおりに演奏される予定ですが、いずれは本チラシを御手元に置いていただければと思います。お目にとめられました方は、ぜひ御連絡をください。本チラシを進呈いたします。
「ご挨拶」にありますとおり、トロッタ9はヤマハ エレクトーンシティ渋谷を会場とし、エレクトーンを用いた曲を演奏いたします。私どもにとって、未知の要素が非常に多い会です。あるいは、もしや、という不安が頭をもたげますし、予想できないので不安すら抱かない点があると思います。しかしトロッタは、常に不確実性を抱えて進んでまいりました。作曲家が、新曲を書く。このこと自体、すでに不確実ではないでしょうか。私にしても、詩が書けるかどうかわからない、書き出してみなければどうなるかわからない。不確実極まりない生活です。
上に掲げましたのは、大谷歩さんが作曲してくださいます『アルバ/理想の海』の始まりです。“私には理想の海があります”という、大谷さんの言葉を頼りに、一篇を書きました。私は大谷さんではないので、これは私の海です。大谷さんと交感をしながら、詩を創ろうと思いました。真の交感は、初演の舞台で、他の演奏者、お客さまを交えて、なされます。
お聴きいただく皆様どなたの心にも、海の姿があることでしょう。海のない国にお生まれになった方には、山でもよく、川でもよく、森でも一本の木でもかまいません。人知を超えた大きなもの、目に見える大小ではなく、小さくてもそれ自体で完成され、宇宙を持ったものにひかれ、そのことを書きたいと思いました。常に、書きたいと思っています。
チラシの表面に、やもりの姿が見えますか? 小松さんからチラシが送られてきた時、ちょうど、本物のやもりが、窓枠を乗り越えて部屋に入ってきました。ぴぴぴっと、やもりは私に呼びかけました。私たちにとっては、幸運のやもりだと思います。他力にすがるつもりはなくても、やもりが交感をしようと、やってきたくらいのことは思っていいでしょう。小松さんの絵にいるやもりが、本当に鳴きながら現われたのですから。彼か彼女は、何をいいたかったのか? そのことを考えながら、9月27日(日)、トロッタ9の本番までを過ごします。
2009年7月9日木曜日
トロッタのサイトに挨拶文を載せました
挨拶文といいましても、簡単なものです。まだ、サイトの全面的な変更はできません。小松史明さんの絵を生かしますので、絵ができないうちは、文章を少しずつ変えていくだけです。
2009年7月8日水曜日
トロッタ9のこと、ここ数日のこと
7月8日(水)現在、小松史明さんに、トロッタ9の、チラシの絵を描いていただいています。先ほど電話で話しましたら、今週末には、最初の絵ができあがるとか。7月19日(日)、ピアニスト、徳田絵里子さんが御出演のライヴがありますが、小松さんには、その絵を生かして簡単なチラシを作っていただき、コピー印刷して、ライヴの会場で配布しようと思います。
7月6日(月)、座・高円寺にて、食事をしながら、橘川琢さんと打ち合わせをしました。『花の記憶』名フィル版のこと、トロッタ9およびトロッタの今後、それに、谷中ボッサで秋に行う、扇田克也さんの展覧会のこと、など。私はトロッタで、ありきたりのことをしたくありません。ありきたりのことしかできないようなら、つまり自分を変革していけないような表現は、創作と呼べません。再生産、とはいえるでしょうが。トロッタ9で、私はこれまでにない表現をしたいと思っています。できるかできないかはわかりません。
谷中ボッサのことです。ガラス造形家、扇田克也さんの個展をもって、「art-Link 上野-谷中 2009」に参加します。タイトルは正式ではありませんが、「ユメノニワ 扇田克也展」とする予定です。会期は9月28日(月)から10月12日(月)に決まりました。期間中、「声と音の会 vol.5」を行います。初日のオープニングをこれにあてるか、クロージングも行うか。詳細はいずれ発表します。参加作曲家は、橘川琢さんと、清道洋一さんの予定です。「ユメノニワ」とは、先に行われた扇田さんの個展で発表された、新作の名前です。すばらしい作品です。何とか、詩にしたいと思っています。
上野雄次さんが、青山のグラスギャラリーカラニスで行われている、「潮工房展 9th」で、花生けを披露されています。上野さんとは、急速に、舞台をともにすることになりました。最も間近な舞台は、「名フィルの日 2009」で改訂版を初演する、『花の記憶』です。これまでにない大きな舞台なので、どのような表現になるか。楽しみですが、上野さんは苦しんでおられるかもしれません。その苦しみが、美しさになるわけです。何とかして、記録をし、どんな舞台であったのか、確認したいと思います。
7月6日(月)、トロッタ9のチラシのために、原稿を送っていただくよう、関係者にお願いをしました。このあたりから、本格的に始っていきます。心のうちでは、5月31日(日)にトロッタ8が終わった翌日から、トロッタ9は始りましたが。座・高円寺の道草カウンターに、「トロッタの会」のコーナーを作っています。しかし、ここに置く印刷物は、すぐになくなってしまいます。少しでも早く、「トロッタ通信」なり、簡単でもいいからチラシなりを作らなければと思い続け、数週間が過ぎまています。時間が経つのがあまりにも早すぎます。
7月7日(火)、「詩の通信III」の第25号を作成しました。同封するものが揃っていないので、まだ発送できません。「詩の通信III」も、あと1号を残して終了です。「詩の通信IV」が、すぐに始ります。購読者を募りました。あくまでも読みたいと思われる方に、送ることにしました。読んで欲しいなら、相手がどう思おうと送っていい。そんな考え方があるでしょうし、これまでがそうでした。しかし、この方法を3年続けてきましたので、次の年は、違う考え方でいいと思ったのです。目下、読者数は激減する予定です。明日には発送できそうです。
同じ日、上野雄次さんから「はないけ教室開校」というメールが届きました。会場は、先日、「夏至祭」「はないけcafe」を行った、千駄ケ谷のメコノプシスです。毎月2回・土曜日開校。一日に3つのクラスが、各2時間、用意されています。「花は1本づつ、約20種類の中から自由に選んで頂くか、または、お好きな花を持って来て頂いても結構です。器は教室にある物の中から選ぶか、または、生けたい器を持って来て下っても結構です。はさみの用意はありますが、どうぞご持参ください。時間内でしたら何杯でも生けて下さい」このような内容です。
詩を、書かなければいけません。トロッタ8が終了するまでは、書けなくても仕方がありません。しかし、終わってから、私は何をしていましたか? 「ヅ・ドゼーラ症候群」と名づけた、比較的長い詩を書いただけです。反省しなければなりません。トロッタ9の準備をしている。これは言い訳になりません。たった今でも、書けるはずです。