2月11日(土)
上野雄次氏の「花会」に、世田谷区深沢のjikonoka TOKIOへ赴く。ここしばらく書いていない、花の詩を書きたいと思っている。先日の「花いけバトル」を観に行った背景にも、花の詩を書きたい気持ちがあった。桜新町駅から初めて歩く。桜並木が続く。ここは花の道だ。
上野氏とは3月12日(月)、日本音楽舞踊協会演奏会の橘川琢作品『春告花』で共演する。トロッタ15での共演はない。会場に入ったとたん詩が書けると思う。私が求めていることに加え、花の強さを感じた。なぜ「花いけバトル」をするのかを弁じる上野氏。願いがかなうことを祈る。
トロッタのブログに、少しだけ手を加えた。twitterのアカウントを2つ持っている。ひとつはトロッタのこと、ひとつは私自身のことを書いている。後の方はfacebookに直結する。後の方にもリンクをはった。分けたことで煩雑さを招いたと思うが、使い分ければよい。
アリステア・マクラウドに共感する先に、ガルシア・ロルカへの共感があると思う。ロルカが注目したのも、芸術音楽ではない、ロマ人(ジプシー)の、生きるための音楽だった。私は芸術音楽を否定しない。同時に、生きるための“詩と音楽”に共感している。両者を分けたくないと思う。
2月12日(日)
日本音楽舞踊会議演奏会「動き、舞踊、所作と音楽」の、本番一か月前。橘川琢氏の『春告花』と清道洋一氏の『革命幻想歌2』に出演予定。準備することはいくらでもあるが、今日は仕事の書評原稿を書く一日。しかし夜になって、トロッタの過去と現在について考えることになった。
毎回反省しながら開催してきたトロッタである。毎回同じメンバーで開催していきたいとも思ってきた。それは基本だが、何にでも変化というものはあり、同じまま永久に歩み続けることは不可能だ。変化を受け入れなければならない。トロッタで何をしたかったのかわかっていれば……
どんな変化が起きても平気なはずだ。夢を見た。トロッタ15一か月前に試演会を行い、お客さんもそれなりに来てくれた。ところがある作曲家の曲が半分しかできておらず、彼は指揮を途中でやめてしまう。楽譜を見ると、そこまでしかないのである。お客さんも大半が帰ってしまった。
こんなことをしていては駄目だと思った。お客さんに申し訳なく自分たちにも不甲斐がない。夢だが現実であろう。私は実際に、試演会場にいた。その作曲家がつっぷして悶える姿も見た。同様の可能性はいつでもあり、これまでは潜り抜け抜けてきたが、いつの日か直面する可能性がある。
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