蝉が窓の外で鳴いています。私は、秋なのに、いつまでも鳴いている蝉のようです。
昨日、座・高円寺に行きまして、最新のトロッタ通信と一緒にチラシを置いてきました。しかし、前に置いたチラシがほとんど減っていません。どうしてだろうと思います。初めのころはすぐになくなっていて、怖いほどだったのに。あまりお客さんが入っていないのでしょうか。当然ですが、不特定多数の方が持っていくものですから、お客さんがたくさん来ないと、チラシを持っていく人も少なくなるわけです。
こけら落としは、井上ひさし氏の『化粧』という、知られた出し物でした。年配の方が多かったようですが、大勢の人が足を運んでいました。疑問を抱いたことは確かです。こけら落としという、劇場にとって一度しかない機会に、旧作の、評価の定まった作品を持ってくるとは、どういう意味があるのだろうと。なぜ、意欲的な新作を問わないのか。戯曲家、演出家、役者など、意欲を持った人はいくらでもいると思います。なぜ、年配の作家と役者の、独り芝居なのか。わかりません。たくさん出してあげればいいのではないでしょうか。私の考えが、こうしたことと対極にあることは確かです。
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