2010年9月22日水曜日

『イリュージョン illusion』のギター&詩唱

今朝は、久しぶりで、ギターと歌のレッスンが続きました。どちらのレッスンでも、『イリュージョン illusion』での私のギター演奏と詩唱を、先生方に聴いていただきました。本当は暗譜したいのですが、頭に入りません。少しずつ進歩しているとは思いますが、これならOKという風に、自分が思えません。もっと練習を積みます。

『シギリヤ・ヒターナ』練習

打楽器、目等(もくひと)貴士さんに手配していただき、『シギリヤ・ヒターナ』の合わせをしました。
この力作を含み、他の方々の力作、力演のためにも、精一杯、トロッタ12成功に向けた努力をしなければいけないと思いました。
帰り道、ばったりと、宮崎文香さんに、道で会いました。地元なのだそうです。これも何かの導きかと思います。
ちょうど、宮﨑さんに関係する話をしていたところでした。

トロッタ12のチラシを、友人・知人に送っています。今日は2人、予約がありました。
もっと、人を集める努力をいたします。

2010年9月19日日曜日

詩唱について

(*)今朝も「花魂 HANADAMA」の練習をしました。1時間、手ぶらで前に出て、何とか即興で物語ることはできます。今日は、先日の物語式ではなく、ストーリーのない、短い詩を連続させられないかと思っていました。しかし、それは無理で、やはりストーリーになりました。その中に、物語とは別に味わえる、自由俳句のような短い言葉をいくつか挿入しました。それを、1時間、できないかというわけです。

トロッタの場合は、譜面があります。即興は、基本的にあり得ません。即興するとしら、作曲家が、ここは即興でと、譜面に書き込んだ時です。

2010年9月17日金曜日

清道洋一さんと打ち合わせ

午後7時過ぎ、清道洋一さんとの個人的な打ち合わせの後、公演で、彼の新曲『イリュージョン illusionb』の冒頭、私のソロを聴いていただきました。

午前中は、高円寺の劇場、座・高円寺に久しぶりに行き、トロッタ12のチラシを置かせていただきました。

2010年9月16日木曜日

一日、原稿書きです

WEB版FIGAROの原稿が2週間分遅れているので、その2週分、つまり2回分の原稿を、何とか本日中に出したいと思いました。1週目の分は午前中に出し、2週目の分にとりかかっています。
今のうちに元に戻しておかないと、間近に迫りつつあるボッサや、トロッタの公演にさしさわりが出ますので。トロッタについて書けませんが、ご容赦ください。

2010年9月15日水曜日

奇聞屋、朗読の日

毎月第三水曜日は、西荻窪の奇聞屋で朗読会が行われます。
今夜は、田中修一さんが作曲する『ムーヴメント No.3』のもとになった詩、『未來の神話』に至る、“亂譜”シリーズの三編を詠みました。
また、だんだん近づいて来ました、9月29日(水)本番開始の「花魂 HANADAMA」のため、即興詩を詠みました。西行の『山家集』から、お客様に五篇を任意に選んでいただき、それを客席で詠み上げてもらい、それを舞台で聴いて、詩を詠んだのです。もっとイメージをふくらませられればと思います。

付け加えます。
この時にピアノを弾いてくださいましたのが、吉川正夫さんです。『亂譜』の世界を汲み取った、すばらしい即興演奏でした。ありがとうございました。

午前中は、ギターのレッスンでした。その後、新中野に回り、ギタリストの栗田和樹さんに取材。「ギターとランプ」に、栗田さんの言葉を生かしたいと思います。

2010年9月14日火曜日

「ムーヴメントNo.3」の原稿書きました

雑誌「ギターの友」の連載、「ギターとランプ」のための原稿を書きました。
田中修一さん作曲『ムーヴメント No.3』の後半です。
明日、栗田和樹さんにお話をうかがうため、その参考に、彼に原稿を読んでもらえればと思いました。
栗田さんの談話を、記事に入れる予定です。

東京音大のそばの古書店、古書往来座に、トロッタのチラシを置かせていただきました。

2010年9月13日月曜日

『めぐりあい』編作終了

田中修一さんから、『めぐりあい』の楽譜が送られてきました。さっそく、関係者に連絡を取り、夕方、徳田絵里子さんには渡しました。

田中修一さんの『ムーヴメントNo.3』をめぐる原稿を田中氏に送り、確認してもらいました。後半では、ギタリストの栗田和樹さんにも、ご登場いただく予定です。

2010年9月12日日曜日

書き落としました

トロッタ関係で書けなかったことを書いておきます。

9日(木) 
夕方、髪を切りました。「花魂 HANADAMA」の本番が近づいているからです。本番が近づくと髪を切る。いつも、その繰り返しです。本番が来ないと、髪を切らないのでしょうか。そうかもしれません。このまま、トロッタ12まで、もたせるのでしょうか。
阿佐ケ谷駅前のクリーニング店に、浴衣をまとめて出しました。きゅうりを3本、くれました。なぜでしょう?
18時40分、中野駅南口で、清道洋一さん、長谷部二郎先生と待ち合わせ、食事と打ち合わせ。おふたりに、きゅうりを一本ずつ差し上げました。
清道さんの新曲、『イリュージョン illusion』の冒頭、私がギターと弾き、詩唱をする箇所を、聴いていただきました。最初よりも進歩しているそうです。しかし、まだ指が覚えるまでいっていませんので、なお練習します。
帰り道、長谷部先生の。新しい中野教室を拝見しました。

10日(金)
昼間は仕事に集中。4時に終らせる。渋谷で古書店フライング・ブックスに「花魂 HANADAMA」とトロッタ12のチラシを置いてもらう。スタジオを借りて「花魂」の練習。7時から渋谷のヤマハで、『シギリヤ・ヒターナ』の練習。徳田絵里子さん、萩野谷英成さん、森川あづささん、柳珠里さん、参加。
終了後、吉祥寺の古書店、百年に、チラシを置かせてもらいに行く。

11日(土)
「花魂」のブログに載せる文章を書き始め、午前中はこれに時間をとられました。

長谷部二郎先生編集の雑誌、「ギターの友」に連載している「ギターとランプ」のための田中修一さんの記事の準備を始めました。阿佐ケ谷駅前のバーガーキングで始めたのですが、あまりにも眠くて、中断せざるをえませんでした。

田中修一さんの曲解説を書いています

長谷部二郎先生編集の雑誌「ギターの友」の連載、「ギターとランプ」のために、田中修一さんの新曲『ムーヴメントNo.3』について、書いています。半分、つまり連載の前半を、ほぼ書きました。譜例をふたつ、つける予定です。
「ギターの友」10月号に載ります。ご興味がある方は、お問い合わせください。ぜひ、読んでいただきたいと思います。

その田中さんから連絡があり、『めぐりあい』のピアノ編作が完成し、発送していただいたそうです。お疲れさまでした。

2010年9月8日水曜日

調整中です

書きたいことがあるのですが、気持ちが整いません。
今日は、毎週水曜日の、ギターと歌のレッスン日だったのですが、申し訳ないながら、休みました。
申し訳ないというのは、先生方はもちろん、自分自身と音楽に対してです。
休んで、信じられないほど仕事が進んだわけではありません。しかし、調整はできたと思います。

橘川琢さんに、チラシ300枚を預けました。

午後、甲田潤さんと会い、合唱曲『シェヘラザード』第一楽章の全詩を渡しました。

清道洋一さんと、明日、お目にかかります。長谷部二郎先生とのお話し合いに、私も同席させていただく予定です。

2010年9月7日火曜日

チラシを全員に送りました

9月5日(火)
清道洋一さんの『イリュージョン illusion』を、どうしても暗譜できません。頭の構造がおかしいのでしょうか? 気になって、他の仕事が手につきません。

9月6日(月)
トロッタ12、二か月前です。
今日から「トロッタ通信」を書こうと思っていたのですが、思うにまかせません。
遅くまでかかって、トロッタ12のチラシとチケットを封筒に入れました。

9月7日(火)
トロッタ12のチラシを関係者全員に送りました。停滞した精神にはなかなかたいへんな作業でした。しかし、終りました。
何とかしなければと思っていた時、ソプラノの柳珠里さんからメールがあり、チラシを送らなくても、直接受け取ってよいというお言葉をいただきました。ありがたい思いでした。
皆さんのお力があれば、立ち直れます。

2010年9月5日日曜日

本日の進展状況

これがあまりないというのが、いけません。しかし、明日はトロッタ12の2か月です。
無理でも動かさなければなりません。無理を可能にしなければ。

全体的な進展はありません、清道洋一氏にいただいたギターソロの練習はしていまs。
やはり、詩唱と演奏が同時というのが難しい。一度にふたつ見られません。

2010年9月4日土曜日

本日の進行状況

田中修一さんが、宮﨑文香さん作曲『めぐりあい』のピアノ伴奏・独唱歌曲譜の編曲を引き受けてくださいました。いろいろやりとりしましたが、田中さんにすべてをおまかせします。

森川あづささんに、チラシを渡しました。中川博正さんの分も託しました。長谷部二郎先生に阿佐ヶ谷で会い、チラシをお渡ししました。清道洋一氏の曲の、ギターソロの指づかいについて、若干、お尋ねしました。

チラシを関係者に配らなければなりません。

9月4日(金)のこと

以下はすべて、昨日のことです。

朝、チケットが届きました。

13時の予定で、作曲の田中修一氏と会うため、磯子へ行きました。京浜東北線が事故のため、大幅に遅れてしまいましたが、とにかく行きました。彼の部屋で、雑誌「ギターの友」の取材。『Movement No.3』についてなど、話を聞きました。
田中氏には、彼の曲が出品される演奏会用を含めて、230枚、チラシを渡しました。

18時10分、ギターの萩野谷英成さんと阿佐ヶ谷駅で待ち合わせ、チラシ100枚とチケットを渡しました。

18時30分、荻窪駅で作曲の宮﨑文香さんと会い、19時をめざして、今井重幸先生宅へ。宮﨑さんには演奏会用を含めて、60枚、今井先生には40枚、チラシを渡しました。宮﨑さんの『めぐりあい』について、いろいろとアドバイスをいただきました。

2010年9月3日金曜日

田中修一さん取材のこと

「ギターとランプ」田中修一篇を書く上での、若干の覚え書きです。取材は、このような質問をもとにして行われました。(記事の掲載誌に「ギターとランプ」にご関心をお持ちの方は、お知らせください)

1)田中氏は、トロッタにおいて、最古参の作曲家である。トロッタに参加し続ける、彼の思いとは?

2)『ムーヴメント』はトロッタ12で三作目となる。書き続け、ひとつの世界を創ることの意味とは?

3)田中氏は幼時よりギターに親しんで来た。『BALLADE』は武井守茂賞の入賞曲。彼にとってのギターとは?

4)『Movement No.3』は、トロッタで彼が初めて書いたギターの入る曲。自作を解説してほしい。

5)『Movement No.3』は、安部公房『第四間氷期』を背景に書いてと依頼された詩『未来の神話』が使われた。文学と音楽の関係は?

6)歌曲を書く上で気をつけていることは?

7)『Movement No.3』における各楽器の用い方について。

2010年9月2日木曜日

池田康さんが朗読会を開催

雑誌「洪水」の編集長で、トロッタにしばしばお越しくださるなど、お世話になる池田康さんが、第2詩集『一座』刊行を記念した朗読会を行いました。少々忙しかったのすが、うかがってよかったと思います。おめでとうございました。
トロッタ12のちらしを差し上げたので、池田さんが、ちらしを受け取った第一号ということになりました。

2010年9月1日水曜日

清道洋一さん打ち合わせ、堀井友徳さん曲完成

清道洋一さん『イリュージョン illusion』の、私がギターを弾く冒頭部分ができてきました。
さっそく連絡をしまして、打ち合わせを兼ね、聴いていただきました。神田宮地楽器の練習室を借りました。久しぶりです。以前、トロッタの前日練習を、ここで行ったことがあります。
それ以前に、私が歌を始めたのが、この神田教室でした。
もっと弾きこまなければいけませんが、語りと一緒というのが難問です。いずれにせよ、弾き込む必要があります。

夜、堀井友徳さん『北方譚詩』の2曲ができてきました。
堀井さんにもメールで書いたことですが、新しい曲に接しますと、作曲家の心に触れた思いになります。
堀井さんについて忘れられないのは、1997年、『伊福部昭 音楽家の誕生』が刊行された直後、札幌で伊福部先生の音楽祭があり、その会場でご両親に紹介されたことです。堀井さんは当時、東京音大の学生だったはずです。
そのころは、堀井さんのことをよく知りませんでした。今でもよく知っているとはいえません。何しろ、今回が初めて、演奏会をご一緒する機会です。すでに何度かメールをやりとりし、電話で話しをして、わかってきました。しかし、曲をいただいたことで、さらに理解は深まります。演奏者が、いちばんよくわかることでしょう。

チラシが発送されたそうです。明日には届くでしょうか。
トロッタの宣伝が、本格化します。

2010年8月31日火曜日

八木さんらの演奏会、終了

会場は代々木上原のMUSICASAでした。
昼間は初めて来ました。外光がさしこみます。変化があってよいと思いました。
撮影はしづらいだろうなと思いました。
そして、外の変化に気をとられることは確かです。それは、悪いことではないと思いますが、気になる人はいるでしょう。

WEB版 FIGAROの書評アップ

今回は、岸本佐知子翻訳の『変愛小説集II』と『変愛小説集』について書きました。
先週の金曜日に出すつもりだったのですが、遅れてしまいしました。
以下をクリックしてください。バックナンバーも読めます。

http://column.madamefigaro.jp/culture/issatsu/post-540a.html

「シェヘラザード」の直し

甲田潤さんから、『シェヘラザード』の直しのリクエストが来ました。目下、それに対応できる時間が限られていますが、詩と音楽の実践ですから、おざざりにはできません。この曲の第一楽章は、そもそもメロディがなかなか変化してくれないので、詩を展開しづらいのです。作曲者のせいにはしません。そもそもリムスキー=コルサコフは、詩をつけるつもりで作曲したのではありませんから。
ヴァイオリン・ソロのメロディに、「ああ、果てしなく青い空の下で 夢を語り夢に遊んでいた あの若き日 遠い記憶 夢を追いし 夢を語り夢に遊び」と言葉をつけることができたのは、自己満足かもしれませんが、楽しいことでした。
少しずつ、直しています。

本日、トロッタ12の仮チラシを、八木ちはるさんらの演奏会で配ります。

2010年8月30日月曜日

明日は八木ちはるさんたちの演奏会

フルートの八木ちはるさんたちが演奏会をします。

Luna Sole Concerto

明日8月31日(火)、代々木上原のMusicasaにて、13時半開演です。
入場無料。
高校の同級生達とのコンサートで、歌あり、ピアノあり。
八木さんは、プーランクのソナタを吹きます。

会場で、トロッタ12の仮チラシを配ります。
仮チラシ、3か月以上も活躍してくれましたが、明日が最後のおつとめになります。
100枚コピーしてきました。
間もなく、本チラシが届きます。

Macの調子が変です

こういう話題はtwitterの領分かもしれませんが。
三台使っているうちの、セカンドマシンとでもいうのでしょうか、メインではありませんが、それなりに使っているマックが、いきなり、起動しても何も映らなくなりました。しばらく間をおいて起動すると、つきました。しかし、いったん終了させて起動すると、またついてくれません。こういうのは困ります。
トロッタの資料などはすべて、外付けのハードディスクに入れてあります。気をつけないと。

2010年8月29日日曜日

twitter再開します

やはり、twitterはしなければならないようです。
放置していましたが、上野雄次さんとの「花魂 HANADAMA」を機会にtwitterを始めまして、トロッタのtwitterも再開しなければと思いました。携帯からは、私はできないのですが、マックを最近は持ち歩いているので、そちらからしようと思います。

「花魂 HANADAMA」では、花に関する詩でも散文でも何でもいいのですが、文章を募集中です。
木部宛てにお送りください。オリジナルはきちんと詠みますが、少しずつ、その文の形を変えていく予定ですので、そのような扱いでもよければ、ということでお願いします。

清道洋一さん、宮﨑文香さんと打ち合わせます

今週、清道洋一さん、宮﨑文香さんと、打ち合わせをする運びとなりました。
8月31日(火)には、八木ちはるさんご出演の演奏会が、代々木上原のムジカーザで開かれます。トロッタ12のチラシを配りたいところですが、間に合いませんので、仮チラシで対応します。

2010年8月28日土曜日

「花魂 HANADAMA」のブログを作成しました

上野雄次さんと行う、「花魂 HANADAMA」のサイトを作りました。

http://hanadama.blogspot.com/

今後、「花魂」については、そちらに記します。

2010年8月27日金曜日

チラシは印刷中です

メールで連絡が来ました。あと1週間ほどでチラシが到着します。

上野雄次さんと行うイベント「花魂 HANADAMA」の仮チラシを作りました。上野さんに届けました。
「花魂」については、トロッタとは別ですから、別のブログを作る予定です。

2010年8月26日木曜日

チラシを入稿しました

小松史明さんのご尽力と、関係者の御協力により、トロッタ12のチラシを印刷所に入れました。今回は4000枚刷ります。
完成は約1週間後の予定です。

明日から、上野雄次さんの展覧会あが始まります、詳細は以下のとおりです。
その場に置かせていただけないかと、ボッサのチラシを作りました。まだ表面だけです。

上野雄次(花道家) 喜多村光史(陶芸家)
「皿と盤」
(コメント)喜多村光史は、上野雄次からの提案を受け、上野が「はな」を入れる皿と盤をつくることを試みます。
8月27日(金)〜29日(日)
13時より18時

会場 さる山
港区元麻布3-12-46 和光マンション101
03-3401-5935
http://guillemets.ndt/

大江戸線/南北線 麻布十番駅より徒歩5分

2010年8月25日水曜日

甲田潤さんとの打ち合わせ

「シェヘラザード」の詩が、1楽章の半分ほど進みました。
甲田潤さんと阿佐ヶ谷で打ち合わせをし、この方針でということになりました。
ほっとしました。

2010年8月24日火曜日

少し遅れます

昨夜がチラシ入稿の予定でしたが、いろいろな事情により、一日、遅れます。
トロッタ12の本番前に、皆さんの演奏会などがありますので、配りたいと思っています。

甲田潤さん編曲「シェヘラザード」の詩を書き始めました。第一楽章、ヴァイオリン・ソロのメロディに、うまく言葉が乗ったように思います。

2010年8月23日月曜日

チラシ入稿直前

今夜中には、チラシを印刷所に入れたいと思います。ほぼ、完成に近づきました。

本日、早々とトロッタ12の予約が入りました。ありがたいことです。

トロッタとは関係ありませんが、脚本家、馬渕薫氏に関する原稿の、終章を書き上げました。この夏は、ほぼ毎日、朝6時起床、午前中は馬渕氏の原稿を書くという生活でした。松竹の大谷図書館や、京橋の国立フィルムセンターにも通いました。4月末から8月末まで、ほぼ4か月をかけました。ひと月、約100枚を書きました。この原稿が売れるかどうかわかりませんが、とにかく、書くことは書いたと思います。私の仕事の、新しい一歩になったと思います。

2010年8月21日土曜日

甲田潤さんとの作業

作曲家、甲田潤さんとの新たな作業が始まります。
リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」を、女声合唱とピアノのための曲にします。その詩を書きます。
第一楽章が、昨夜、届きました。

トロッタ12については、目下、チラシの作成中。デザイナーの小松史明さんに、直し原稿を送りました。

2010年8月20日金曜日

「詩の通信V」1号です

5年目となりました「詩の通信」、第5期第1号を、やっと今日、印刷できました。
今期から、手渡し100円、郵送120円の定価を設定しました。ご了解いただきたいと思います。
ぜひ、お申し込みください。
先日、奇聞屋でこれを詠みました際は、その場にいた方々の最寄り駅を聞き、詩文の駅名と置き換えていきました。
今後も、詠む機会がある場合、その方針で行きます。
トロッタのサイトですが、第1号のみ、掲載させてください。


夏の旅 木部与巴仁

眼を覚ますと新宿だった
 開いた扉から乗りこんでくる
 花火大会帰りのカップルが二組 三組 四組
眼を覚ますと大船だった
 どこの駅でどう乗り換えたのか
眼を覚ますと高円寺だった
 女の思い出
眼を覚ますと赤羽だった
 消えかけている ビルの灯(あかり)
眼を覚ますと五反田だった
アスファルトの匂いのする駅
川べりをどこまでも歩いた
眼を覚ますと国分寺だった
 瞼の耐えがたい重さ
眼を覚ますと田町だった
 夏の蜥蜴(とかげ)は虹色に光り
 乾いた地面を駆けてゆく
眼を覚ますと町田だった
眼を覚ますと水道橋だった
眼を覚ますと品川だった
 携帯電話でメールを書き続ける 汗まみれの男
眼を覚ますと西船橋だった
 顔を合わせた瞬間 視線を逸らせて動かない女は誰?
眼を覚ますと登戸だった
 赤すぎる夕焼けが 窓の向こうを染めている
 この夏が遠ざかれば遠ざかるほど
 今は遥かな 来年の夏が近づくのだと思う
眼を覚ますと大久保だった
 誰もが見知らぬ 行き場のない 予感のない旅人
 行く人の無意識に潰された蟬の屍
眼を覚ますと横浜だった
 空を仰いだままこときれた顔が私に似ている
 死の瞬間 蟬が見たものは何?
眼を覚ますと大船だった
眼を覚ますと日暮里だった
 古ぼけた木造アパートでいさかいをした 三十年前の冬
眼を覚ますと荻窪だった
眼を覚ますと千駄ヶ谷だった
眼を覚ますと巣鴨だった
 もうずっと 私はこのままに違いない
眼を閉じたままの旅
 午後一時の駅前は太陽に焼かれ 
眼を閉じたままあてどなく
 町は沈黙する 逃げたくても逃げられない
 蛾が一匹 窓辺で音もなく
 暴れている 夏の宵
眼を覚ますと川崎だった

2010年8月18日水曜日

奇聞屋で詩を詠みました

デザイナー小松史明さんが送ってくれた、作成中のチラシ画像をサイトにアップし、関係者に確認してもらっています。
いつも、まず思うことですが、このすばらしいチラシに負けない演奏会にしなくてはなりません。

「詩の通信V」の第1号に手間取っています。しかし、どうにか形にできました。明日には発送したいと思います。

毎月第3水曜日は、西荻窪のライブハウス、奇聞屋での朗読会です。
「詩の通信V」第1号に掲載する「夏の旅」を、個人的には発行記念として、詠みました。
そして、トロッタ12で演奏される曲のために書いた詩を2篇、取り上げました。
「ガラスの歌」と「めぐりあい」です。
「ガラスの歌」は、酒井健吉さんが作曲。簑和田慶子さんに詠んでいただきました。安定感のある朗読でした。
「めぐりあい」は、宮﨑文香さんが作曲。簑和田さんとふたりで詠みました。吉川正夫さんのピアノがみごとでした。

トロッタ12まで、奇聞屋の朗読会は、あと2回です。

サイトを更新しました

小松史明さんから、本チラシの画像が送られてきましたので、トロッタのサイトを更新しました。
タイトルの画像と、挨拶文が変わっています。

2010年8月17日火曜日

暑すぎます

暑いのは好きなのですが、ちょっと度を超した暑さで、まいっています。疲れもあるのでしょう。仕事が進みません。
そろそろ、小松史明さんから、チラシのラフが上がって来る予定です。楽しみに待っています。
上がってきましたら、関係の皆さんに、すぐ確認していただきます。

2010年8月15日日曜日

早稲田奉仕園に行きました

ホールの外観写真を写真に撮るのが目的です。チラシに使うためですが、何と、折りあしく、外観の工事中でした。
11月ごろまでかかるというので、撮影はあきらめ、ありものを借りることにしました。トロッタ12は、特に会場に特徴があるので、それをチラシに生かそうと思います。

朝、今井重幸先生宅を訪れました。若干の打ち合わせです。

2010年8月14日土曜日

徐々に態勢を建て直します

ちょうど1週間前に行われた、橘川琢さんの個展の録画ビデオを編集し終えました。
しばらくしていなかった作業なので、すっかり手順を忘れており、なかなかはかどりませんでした。

2010年8月13日金曜日

長い原稿を書き終えました

4月末から書き進めていました、脚本家、馬渕薫氏についての原稿を、とりあえず書き終えました。400字詰め原稿用紙で、約350枚の分量になりました。
橘川琢さんの個展「夏の國」の一週間前から執筆を止めていましたが、本番終了から一日を置いて書き始め、今日、最終章を書き終えました。いいかどうか、わかりません。編集者が買ってくれないことには、意味がありません。馬渕氏について書きたかったことはもちろんですが、この原稿を本にして、私としては、生きる糧とし、トロッタなどを開けるようにしたいという思いがあります。
ですので、好きだから書いたという類のものではありません。他人に売り物として、評価してもらうことを求めます。生きるための原稿です。それは恥ずかしいことではありません。
この件については、いずれまた。

2010年8月3日火曜日

「夏の國」準備中

いよいよ今週末で、準備に追われています。

2010年8月2日月曜日

詩と音楽ということ

詩歌曲について、詩人が思うこと

 作曲家に、言葉を尽くす必要はない。一曲を、存在させればよい。一曲、彼や彼女のてのひらに、音楽が生まれる。その音楽に出会う喜び。音楽は、作曲家自身である。作曲家の個展とは、そのようなものだろう。彼や彼女が生きた、あかし。生きている、あかし。
 詩歌曲『夏の國』について、詩人として語ろう。“詩と音楽”の道を、ともに歩む者として−−つねづね疑問に思うが、道とはMICHI=未知である。道の涯(はて)は未知。関係あるのだろうか−−。
 作品が生まれる過程はさまざまだ。『夏の國』は、まず題名があった。心に浮かんだ“夏の國”という言葉を、橘川琢に託すか、どうする? 数日、考えた。託せる詩を書けるかどうか、私の問題として、考えたのである。
 詩『夏の國』が、優れたものとして完成しているかどうか、それは知らない。プログラムに載るから判断していただければよい。大切な作品は、優劣の判断からも自由であろう。“夏の國”という言葉に、私は詩を感じた。詩を書かなくても、“夏の國”という言葉自体が詩であると思った。実は、これは危うい。題名に中身が負けるかもしれない。題名に満足して、中身を作らないかもしれない。中身が先、題名が後、これが原則だろう。中身があれば、“無題”といっても許される場合がある。

“夏の國”という言葉で詩を書こうと思うが、託してよいか、どうか。
 何を迷うと思いながら橘川琢に話すと、彼は応諾した。
 橘川に託さないなら、つまり誰に託すとも考えないなら、詩は別の内容になったかもしれないが、橘川が曲を書くといった以上、“夏の國”は男と女の物語になる。川べりに成る黒い実の印象からできあがった詩、『冬の鳥』。歳月を経た男女の物語にしたのだが、これが同名の、橘川作品第41番になった。まだ書かずにいた『夏の国』は、『冬の鳥』に続く“四季物語”−−そのような呼び方は、まだ決定しない。私の中で形を取りつつある言葉−−の一篇になるだろうと思った。
 ある国の、ある街に、消えた女。
 私の中には、国の名も街の名もはっきりしているが、先入観を与えるかと思うので、それは書かない。少なくとも、熱い土地である。人が消えてしまうかもしれない、茫漠とした奥行きを持つ。大きな河が、ゆったりと流れている。上流から樹や草が、時には生きものを乗せて流れてくる。夜は深い。朝は明らかだ。昼下がりのカフェにいるあなたは、隣の席でコーヒーを飲む女性が、店を出て、これからどこへ行くか、わかるだろうか? 大通りから裏通りへ入り、また大通りへ出て、人ごみに消え、二度と戻って来ないとしても、大都会では不思議じゃない。どこから来て、どこへ行くのか。彼女にも、わからないかもしれない。
 そして、“夏の國”に消える運命にある女は、かつて、東京の裏町にある、西陽が強く射すアパートにいた。場末といっていいが、そのような町に住む者も、いずことなく行方知れずになる場合がある。山道にも迷うだろうが、はっきりした道のある都会でも人は迷う。迷ったあげく−−、どうなる?

 そんな世界を、橘川琢と共有できるのか。しかも詩歌曲として、音楽として。いや、橘川と私は、演奏家を含めて、共有してきた。
 詩歌曲−−。詩と音楽によって生まれるもの。詩唱があり、歌があり、楽器演奏がある、音楽。
『時の岬・雨のぬくもり』(Op.16)に始まり、『うつろい』(Op.22)、『鼠戦記』(Op.26)、『花の記憶』(Op.28)、『異人の花』(Op.35)、『死の花』(Op.40)、『冬の鳥』(Op.41)が作られてきた。詩歌曲集『恋歌』(Op.25)、合唱詩歌曲『幻桜会・春を呼ぶ歌』(Op.34)もある。
 歌がない、詩歌曲ではない形なら、『冷たいくちづけ』(Op.19)、『花骸』(Op.37)、詩曲『宇の言葉』(Op.39)なども。
 橘川琢が創ろうとしてきた、詩と音楽の総体。
 いつまで作るのだろう。しかし、ずっと作るのだろう。私が単に書くことのみ務めとする詩人なら、すること、できることは、もう終っている。時々、詩を書いて橘川に渡せばよい。機会を見つけて、彼は作曲してくれるだろう。しかし、例えば今回の個展で、私は『うつろい』を、歌う。詩を書いた者が、自分ではない者の手になる音楽として、自分の詩を歌う。初演以来、私が行ってきた詩唱は、中川博正に託した。初めての形である。−−私が私の詩を歌ったことは、何度かある。酒井健吉作曲『天の川』、清道洋一作曲『ナホトカ音楽院』、田中修一作曲『雨の午後/蜚(ごきぶり)』、そういえば橘川の『春を呼ぶ歌』。歌ったのは、詩の部分である。そして、どの機会も、自分の詩を歌っている気分ではなかった−−
 詩を書いた者だからといって、思いどおりに詠めるものではない。思いどおりにできているのは−−できているとして−−、それは紙上の話。声に出した瞬間、詩は詩人の手を離れる(註*参照)。ましてや、橘川が作曲をし、『うつろい』ならヴァイオリンとピアノが入る。歌の音程は、橘川の感性によって一音一音、定められたもの。私の手から、よほど遠ざかっている。

 はっきりいって、『うつろい』はもう、詩人のものではない。数えきれないほどの曲がり角を曲がっているうち、書く者として詩人の姿−−自分の姿−−は遠ざかり、見えなくなった。
 この点は橘川琢に限らず、私たちが拠り所とする「トロッタの会」の、他の作曲家、演奏家との作業、音楽づくりにおいて、常に感じていることだ。トロッタでは詩は解体される。音楽になること自体、解体されることだし、音楽にならなくても詩唱、いや朗読をするなら、自分の詩を解体する勇気がなくてどうする?
 トロッタに取り上げられる私の詩は原形をとどめなくてよい。橘川琢の個展においても同様。詩を書いたのが私であるという事実は、どこか遠く、夏の國の雲の彼方へ去れ!−−詩には、“詠み人知らず”という考え方がある。トロッタの詩人として、私の態度はそれでいいだろう。
(註* 思いどおりに詠めないといったが、思いどおりに詠んでもつまらないと思っている。それは単なる予定調和だ。思いもよらない自分に出会わなければ。しかし、その方法論、具体的手段について、ここに書く余裕はないし、まだわからないことが多いのである)
 最後に、橘川琢が四年連続で個展を開催することに、敬意を表しながら、詩歌曲について、私の考えを述べる。橘川の考えと異なるだろうが、ご了解いただきたい。
 詩が音楽になってゆく。その過程が、詩歌曲にはある。詩が、いきなり歌になってもよい。作曲家の内側に、作曲する体験として、過程があるだろうから。しかし橘川は、詩唱パートを設けることで、メロディのない言葉、詩唱者にまかされるリズム、作曲家として予測しないハーモニーを、あえて引き受けている。その上で、メロディのある言葉、奏者まかせにしないリズム、予測できるハーモニーを、歌のパートで作る。詩唱を、橘川は、手元で完成させられない。歌は、橘川の手で完成させられる−−もちろん、どのパートも表現として最後に完成させるのは、舞台に乗る演奏家だ−−。
 勝手なことをいわせてもらえば、私が詩唱しないことで、『うつろい』に、新たな可能性が生まれると思っている。『夏の國』では私が詩唱することで、詩歌曲に新たな可能性をつけ加えられると思っている。いずれも、未知のことだ。未知に出会う機会として、第四回個展は開かれる。

2010年7月30日金曜日

明日は栗田和樹さんのリサイタルです

再び、数日にわたって更新できませんでした。
前回が月曜日、もう金曜日です。
昨日、長谷部二郎先生編集の雑誌「ギターの友」の担当ページ、「ギターとランプ」を校了しました。今井重幸先生『シギリヤ・ヒターナ』の後編です。

明日は、トロッタ12に、田中修一さんの『ムーヴメント3 未來の神話』にご出演のギタリスト、栗田和樹さんのリサイタルが、杉並公会堂で開催されます。できれば、トロッタ12の仮チラシを配ろうと思っています。

ここ数日、更新が遅れ、さらに「詩の通信IV」最終号の発行が遅れているのは、馬渕薫論が佳境に入っているからです。橘川琢さんの個展「夏の國」の前に、何とか残り1章にまで持っていきたいと思っています。早起きして原稿を書いていますが、なかなか思うように行きません。

2010年7月26日月曜日

数日間、更新できませんでした

ここ数日、原稿書きで忙しくしてしまい、ブログが更新できませんでした。
事実は、橘川琢さんの個展「夏の國」のために準備を進めています。
先日の土曜日、7月25日は、本番2週間前でした。この日は予定が合いませんでしたが、翌26日(日)、昨日ですが、本番会場のスタジオベルカントにおもむき、挨拶をしました。そして夕方には、橘川さんの『うつろい』の合わせを、新所沢のスタジオで行いました。

その一方で、ギタリスト萩野谷英成さんの合奏コンサートがあり、トロッタ12の仮チラシを配布しました。萩野谷さんは、今井重幸先生の『シギリヤ・ヒターナ』にご出演です。今井先生に、コンサートにお出かけ願いました。

2010年7月22日木曜日

奇聞屋の朗読会

毎月第三水曜日に開催される、西荻窪・奇聞屋の朗読会にて、昨夜は『夏の國』を詠みました。橘川さんの個展で初演されるものですが、詩のみ、先に披露させていただきました。

昨日、阿佐ヶ谷周辺は光化学スモッグ警報が出ました。頭が痛くなりまして、仕事がなかなか進みません。ものすごい暑さで、各地では死者も出たそうです。お気をつけください。

2010年7月20日火曜日

橘川琢さん個展の合わせでした

昨日、本日と、二日続けて、橘川琢さんの個展「夏の國」の合わせを行いました。
昨日は池袋の東京芸術劇場、今日は渋谷のヤマハでした。
私は橘川さんの「うつろい」を歌います。バリトン版に編曲していただきました。
また、初演される「夏の國」が、形になりつつありあます。こちたは楽しみな曲です。

2010年7月18日日曜日

徳田絵里子さんのライヴでした

所沢までお邪魔しました。盛況でした。お疲れ様でした。
橘川琢さんの個展「夏の國」と、トロッラ12のチラシも配りました。

徳田絵里子さんコンサート

本日18時から、所沢駅近くのライブレストラン アド・リブにて、ピアニスト徳田絵里子さんご出演のコンサートがあります。

TAKUSHI SATO VIO0LINE VOL.13

橘川琢さんの個展「夏の國」と、トロッタ12のチラシを配布いたします。

2010年7月17日土曜日

チラシの原稿整理中

先日の7月15日(木)、本番会場にて、今井重幸先生『シギリヤ・ヒターナ』の練習を行ないました。会場の方の立ち会いのもと、音量の確認もしました。木造のため、外部への音漏れを注意しなければなりません。しかし、問題なしとなりました。少しでも合わせができたことは幸いでした。

ただいま、チラシ原稿の整理中です。

堀井友徳さんから依頼があり、新作詩を書き下ろしました。堀井さんの曲『北方譚詩』は、本来、「北都七星」と「蝶の記憶」でしたが、構想が変わり、「蝶の記憶」以外の詩で、ということになりました。急遽、「凍歌-北の街角で聞いた女の声-」を書きました。ありがたいことに、堀井さんに受け取っていただきました。曲名としては、副題がカットされます。
チラシ作成もあり、内容を決めなければいけないので、急いで書きましたが、新しい詩を書く機会が生まれるのは、私にとって、よいことです。

2010年7月14日水曜日

プログラム

トロッタ12のプログラムは、以下のように決まりました。

1)めぐりあい【2008/2010改訂初演】
作曲・宮崎文香 詩・木部与巴仁
メゾソプラノ 徳田絵里子
ピアノ 森川あづさ

2)ヘンリー八世の主題による詩唱曲【初演】
作曲・ヘンリー八世 詩・木部与巴仁
詩唱 木部与巴仁
ヴァイオリン 戸塚ふみ代
ヴィオラ 仁科拓也

3)ガラスの歌【2010改訂初演】
作曲・酒井健吉 詩・木部与巴仁
アルト 青木希衣子
フルート 八木ちはる
弦楽四重奏 Vn.戸塚ふみ代、Vn.田口薫、Va.仁科拓也、Vc.小島遼子
ピアノ 森川あづさ

4)イリュージョン illusion【初演】
作曲・清道洋一 詩・木部与巴仁
ギター 萩野谷英成
ギターを伴う「詩人」 木部与巴仁
弦楽四重奏 Vn.戸塚ふみ代、Vn.田口薫、Va.仁科拓也、Vc.小島遼子

5)ギリヤーク族の古き吟誦歌【1946】
作曲・詩 伊福部昭
バリトン 根岸一郎
ピアノ 徳田絵里子

*休憩

6)ムーヴメントNo.3〜木部与巴仁「亂譜 未來の神話」に依る【初演】
MOVEMENT No.3 (poem by KIBE Yohani "RAN-FU", Myths in the future)
作曲・田中修一 詩・木部与巴仁
ソプラノ 柳珠里
フルート 八木ちはる
ヴィオラ 仁科拓也
ギター 栗田和樹

7)ギター独奏・ピアノ・打楽器の為の協奏的変容「シギリヤ・ヒターナ」【1992/2010初演】
作曲・今井重幸
ギター 萩野谷英成
打楽器 目等貴士
ピアノ 徳田絵里子


8)詩曲 黄金〈こがね〉の花降る 〜紫苑・くろとり・黄金の花降る・檸檬館〜【初演】
作曲・橘川 琢 詩・木部与巴仁
フルート 田中千晴
ヴァイオリン 戸塚ふみ代
ヴァイオリン 田口 薫
詩唱 木部与巴仁
詩唱 中川博正
花 上野雄次

9)女声三部とピアノのための「北方譚詩」 1.北都七星 2.蝶の記憶【2010】
作曲・堀井友徳 詩・木部与巴仁
ソプラノ 柳珠里
メゾソプラノ 徳田絵里子
アルト 青木希衣子
ピアノ 森川あづさ

*アンコール

たびだち【初演】
作曲・宮崎文香 編曲・酒井健吉 詩・木部与巴仁
出演者とお客様による合唱・合奏

2010年7月13日火曜日

トロッタ12の曲順を考えています

いかに効率よく進行でき、しかも、それぞれの曲が印象に残るように、曲順を考えています。

7月15日(木)、本番会場の早稲田奉仕園スコットホールで、音出しをします。メインは今井重幸先生の「シギリヤ・ヒターナ」です。

2010年7月10日土曜日

フルート・デヴュー・リサイタル

フルートの田中千晴さんが出演される、第37回 フル−ト・デヴュー・リサイタルにうかがいました。会場は、オペラシティです。

茅場町の森岡書店で開かれていた、瀧口修造展の最終日にうかがいました。岡安圭子さんによる、瀧口の詩の朗読がありましたが、前後があわただしいため、ご挨拶だけして帰りましたのが残念でした。

2010年7月8日木曜日

未来の神話

田中修一さんの新曲「ムーヴメント No.3」は、6月28日(月)に届きまして、すでに出演者全員にわたっています。
「ムーヴメント No.1 亂譜」「ムーヴメント No.2 亂譜-瓦礫の王」と続いた第三番で、「ムーヴメント No.3 亂譜-未来の神話」となります。
以下のような詩です。


未来の神話

理想が統(す)べる
幾世紀の果てに
断末魔を聴いていた
命の限界
世の終わりの儀式
千万年が過ぎてゆく

人 翼を負い
魚(うお) 人語を使い
鳥 水を潜(くぐ)って飛ぶことなし
草木(そうもく) 足を生やして歩く時

無慈悲な天の怒りが落ちる
夜ごとの恋と
暁の裏切り
気まぐれな雨に
巡礼たちは濡れてゆく
ためらうな
歩き続けよ
死の淵が口を開いて待っている

川 海となり
山 断崖となり
町 陰鬱の森となり
火の山 凍原となる

涙を詰めた小瓶を海に
鱗をまとった
水底(みなぞこ)の青年が
揺れながら漂う
小さな光に
未来を感じる

2010年7月7日水曜日

チラシ配り

橘川琢さんの個展「夏の國」のチラシを配りに遠出しました。
トロッタのチラシではありませんが、関係者は出ていますし、チラシ配りは宣伝の基本なので、ここに書きました。
いつも置かせていただいているところに顔を出し続けることは、必要だと思います。

2010年7月6日火曜日

トロッタの原稿を書きたいと思っています

前回のトロッタを終えた後、トロッタについて書きたいと思ったのですが、目下、果たせないままです。何とかしたいと思います。

2010年7月5日月曜日

一日中、原稿書きでした

なかなか書けません。原稿を書くために喫茶店に行きましたが、話し声が気になって進みませんでした。書ける時は、どんなに騒がしくても書けます。書けない時は、どんなに静かでも書けません。
チラシを配りに行きたかったのですが、それはあきらめ、ストイックに、原稿書きに専念した一日でした。

2010年7月4日日曜日

「洪水」6号発行と瀧口修造展

池田康さんが発行する雑誌「詩と音楽のための 洪水」の第6号が発行されました。
特別企画として「滝口修造への小径」が載っていますが、これに関連する展示会が、茅場町の森岡書店にて、7月10日(日)まで開かれています。

瀧口修造の光跡 2 「デッサンする手」

土渕信彦氏の所蔵する、瀧口修造のドローイング・水彩 約30点が展示されています。

橘川琢さんの個展「夏の國」のチラシをまいています。少しでも多くの方の目にとまりますように。

2010年7月3日土曜日

楽譜の発送や連絡

トロッタの楽譜発送などが始まりました。まだ本格的ではありませんが、7月15日(木)に本番会場で練習しますので、そのための連絡などです。

2010年7月1日木曜日

アンサンブル・クラング演奏会

東京音大卒業生による、アンサンブル・クラング演奏会「管と弦による調和と響き」にうかがいました。会場は杉並公会堂小ホールです。
フルートの田中千晴さん、ファゴットの平昌子さんがご出演でした。

2010年6月30日水曜日

トロッタ12、新しい仮チラシ

午前中に、トロッタ12の新しい仮チラシができてきました。さっそく、橘川琢さんにお願いして、明日行われます、オーラJの演奏会でまきます。

関係者に、プロフィールや曲解説の原稿をお願いしました。そろそろ本チラシを作り始めます。

今から約1時間、あることを試します。上野雄次さんと、9月末から、谷中ボッサで会を開くのですが、そのためのテストです。結果は、「詩の通信IV」の最新号でお知らせします。

2010年6月29日火曜日

久しぶりの原稿書き

仕事の原稿書きは午後からにして、午前中いっぱいを、馬渕薫氏の原稿書きにあてました。2週間ほど書けなかったのですが、やはり、原稿を書くと、生き返る気分です。原稿によって生かされているともいえます。
清道洋一さんから、トロッタ12の新曲について、御希望とお尋ねがありました。自由に作曲していただければと思います。
早稲田奉仕園から電話があり、本番会場での音出しは、7月15日(木)で、決定しました。
知人に新宿駅で会いました。トロッタのチラシを古本屋で見かけたそうです。彼はトロッタに足を運んだことはありませんが、見てくれていました。地道にチラシをまくことも無駄ではないと思いました。
上野雄次さんと谷中ボッサで行うイベントの企画を考えました。内容の締切は明日です。

2010年6月28日月曜日

田中修一さん新曲が届きました

田中修一さんがトロッタ12で発表する新曲『ムーヴメントNo.3~木部与巴仁「亂譜 未來の神話」に依る』の楽譜が届きました。ただいま確認中です。いろいろと工夫がされてあり、楽しみです。

フルートの田中千晴さんから、ご出演のコンサートの案内をいただきました。近くなりましたら、お知らせします。

原稿執筆中の、脚本家、馬渕薫氏が初めて書いた脚本による映画、『赤線基地』(谷口千吉監督、1953年作品)が上映されたので観に行きました。初めての脚本で、生硬なところがありますが、態度は真面目で、馴れたものより好ましく思います。何より、今も続く基地問題を社会に訴えた点で、作られなければならなかった映画だと思いました。そのような詩を書きたいものです。

実験したいことがあり、花をたくさん買ってきました。

2010年6月27日日曜日

ギターフェスタ終了

長谷部二郎先生、仁科拓也さんとともに、『ヘンリー八世の主題による詩唱曲』を演奏しました。
トロッタ12でも演奏される曲です。お楽しみに。

ここ数日、トロッタ12の本番会場で練習するため、関係者のスケジュールを調整中です。
解決しなければいけない問題があります。

2010年6月26日土曜日

明日はギターフェスタです

明日は、14時半開演にて、京王線久我山駅に近い、久我山会館にて開催される「第7回 ギターフェスタ」に出演します。
私の出番は16時ごろです。
入場無料です。

ただいま、明日の配布物を作成中です。「ヘンリー八世の主題による詩唱曲」です。

2010年6月25日金曜日

会場での練習を調整中

実際に音を出してみなければわからない点がありますので、本番会場、早稲田奉仕園スコットホールを使っての練習を予定しています。
会場と打ち合わせ中です。

今日はギターのレッスンでした。
明後日の日曜日は、ギターフェスタの本番です。

2010年6月24日木曜日

本番会場の内観です


        (写真:橘川琢)

2010年6月23日水曜日

上野雄次さんと打ち合わせ

9月末から始まる上野-谷中アートリンクに、今年は、上野雄次さんと参加することにしました。
今日、上野さんと谷中ボッサにおもむき、何ができるか、打ち合わせました。
詳細はまだですが、9月29日(水)から10月4日(月)まで、毎日、詩唱と花いけを行います。
それえが終りましたら、トロッタ12の準備が本格的に始まります。

2010年6月22日火曜日

慌ただしい&充実の数日間が終わりかけています

個人的な事情ですが、風邪を引きましたのが、慌ただしさに輪をかけた原因です。
ここしばらく、演奏会が続きました、すべて行けませんでした。
本日、行われました、甲田潤さんの改訂初演曲『對揚』が演奏される、「箏合奏団 絹の会」も、時間に間に合いませんでした。行くことは行ったのですが。申し訳ございません。
来週の日曜日は、私が出ます、第七回ギターフェスタです。『ヘンリー八世の主題による詩唱曲』を、長谷部二郎先生、仁科拓也さんと演奏します。

トロッタ12の会場を下見しました

早稲田奉仕園スコットホールの下見をしました。
実際に舞台に立つと、思っていたより広く、ただいまの編成なら、じゅうぶんに、全員が乗ります。
また、木造だけあって、音響がさすがによく、満足のゆく会場でした。

本日は、テルミンの大西ようこさんと、花の上野雄次さんらが共演する会があったのですが、残念ながらうかがえませんでした。
準備中に挨拶だけしてきました。

2010年6月20日日曜日

上野雄次さん「華弦電子乱土」と、風邪にご注意

昨夜、食事をした店の冷房にやられたらしく、おなかを少しこわし、全身が凝っていて、熱もあるようです。今夜は早く休みます。
皆様もお気をつけください。
明日は、トロッタ12の会場を下見する予定です。
また、上野雄次さんが、テルミンの大西ようこさん、ギターの國仲勝男さんと共演する「即興セッション 華弦電子乱土」が、江古田Flying Teapotで行われます。電話予約は、03-5999-7971へどうぞ。会場下見と時間が重なっているため、私はうかがえませんが、ご成功をお祈りします。

2010年6月19日土曜日

仮チラシが届きました

トロッタ12と、橘川琢さんの個展「夏の國」の仮チラシが届きました。
さっそく、座・高円寺に置いてもらい、また、根岸一郎さんの「バリトンリサイタル」と、上野雄次さんの「はないけ教室」に届けました。

中川博正さんの出演する芝居があったのですが、私が一日、日を間違えていて、うかがえませんでした。たいへん失礼をしました。
演目は、別役実の『マッチ売りの少女』と『天才バカボンのパパなのだ』で、中川さんは、『バカボンのパパ』に、巡査役で御出演されたそうです。次回はうかがいます。

上野雄次さんの「はないけ教室」

6月19日(土)と20日(日)、上野雄次さんの「はないけ教室』が、千駄ヶ谷のメコノプシスで行われます。
時間は、12時、15時、18時の三回で、各2時間の予定。
参加費は5,000円。
予約は、以下へお願いします。

ug..........ueno@docomo.ne.jp

090-2443-7103

根岸一郎さんバリトンリサイタル、徳田絵里子さん出演

ご案内が遅れて失礼しました。
6月19日(土)15時開演にて、根岸一郎さんのバリトンリサイタルが行われます。
ピアノの徳田絵里子さんもご出演です。
会場は、荻窪の「遊美」(杉並区荻窪5-10-22 美好屋ビル1F/TEL.03-3393-8900)。
シューベルト、シューマン、ラヴェル、フォーレ、伊福部先生らの歌曲の他、
徳田さんによる、伊福部先生のピアノ組曲から、『七夕』の演奏などがあります。

2010年6月17日木曜日

「詩の通信IV」発行できました

午前中いっぱいかけて書き上げました。本当に自分はこれを書きたいのか、自問自答します。今回の作品は、2週間をそのようにしながら、やっと書けました。明日はギターのレッスンです。なかなか思うように行きません。
また、明日は、27日(土)のギターフェスタのため、「ヘンリー八世の主題による詩唱曲」の合わせを、長谷部二郎先生、仁科拓也さんと行います。

2010年6月16日水曜日

奇聞屋「朗読の日」

毎月第三水曜日は、西荻窪・奇聞屋にて、「朗読の日」が行われます。
「詩の通信IV」の「はなものがたり」が、来月いっぱいで終りますので、「はなものがたり」から2篇を選びました。
19号「石の花」(10.4.20)と、22号「火の虫−ある花の物語」(10.5.31)です。

帰路、古本屋にて、清水正著『母性とカオスの美学 今村昌平を読む』(鳥影社)を購入しました。代表作を、シナリオを中心に読み解くという内容に興味を抱きました。ただいま取り組んでいる、馬渕薫論と同じだと思ったからです。ただ、清水氏は監督について語り、私は脚本家について語る点が違っていますが。

仮チラシを印刷します

トロッタ12の仮チラシを、コピーではなく、印刷することにしました。橘川琢さんの個展「夏の國」の仮チラシと一緒に、200枚印刷します。いちいちコピーをするより、よいと思いました。橘川さんの本番は8月7日(土)なので、本チラシを、もう用意する必要があります。
ギターの長谷部二郎先生に教えていただいた印刷会社、印刷ショップに初めて入稿してみました。
墨一色なのですが、私の理想のひとつに、墨一色でも見栄えのするチラシを作ることがあります。色に頼らなくても、かっこうのいいものはできるはずです。

小説と映画の『告白』

昨日は、ほとんど一日がかりで、湊かなえの小説『告白』の書評を書きました。WEB版「FIGARO」に、私のコラム欄にアップされています。
『告白』は、映画になって、ただいま上映中です。小説があり、それを原作にして映画を作る。詩があり、それをもとに音楽を作るとすれば、トロッタと同じです。執筆中の、馬渕薫氏についての原稿でも、原作と脚本、原作と映画の関係について、しばしば’触れています。
詩があって、それを声に出す。脚本の台詞を声に出すのは当然のことです。似たようなことについて、いろいろと考えています。

2010年6月15日火曜日

橘川琢さん個展「夏の國」の案内

 橘川琢の作品個展が、2010年も開かれる。第4回の開催である。関わる者として、嬉しい。継続して初めてわかることがある。聴いていただく方にはわかっても、聴いていただこうとする当事者には、なかなかわからないことがあるのだ。橘川琢も、わかりたいし、感じたいのであろうか。自分自身を。共に舞台を創ろうとする者たちも、橘川と一緒に、自分自身をわかりたい。感じたい。
 個展を「夏の國」と題した。木部与巴仁の詩、『夏の國』から取られている。2009年末、橘川は、やはり木部との共同作業として『冬の鳥』を初演した。冬の次は夏。意図してのことではなかった。無意識に選び取られた題名である。意識してはいけないのだろう。『花の記憶』に始まる、“花の三部作”も同様だ。2作目の『死の花』には至ったが、完結編の『祝いの花』はまだできない。時期を待っている。意識しなければならない時もある。しかし、無意識に、自然に形になればいちばんよい。
『春秋花様』は2010年3月に初演された。桜を愛する橘川の心情が染め上げた曲。初演者ふたりの演奏に満足をしたという。同じ演奏者による再演で、期待が持てる。
『うつろい』は2008年1月の初演で、演奏者を変え、時に編成も変えながら、今回が5度目の演奏となる。歌は初めての男声。橘川の代表曲だ。
『日本の小径(こみち)』は“ピアノ叙情組曲”の第1集で、2007年2月に全曲が演奏された。「瑠璃の雨」「夏の栂池(つがいけ)」「風夢(かざゆめ)」「秋を待つ間」の、各曲名が美しい。ヴィオラとピアノによる演奏となる。
『biotope II』は今回が初演。作曲者によれば、“閉じた生態系の中で循環する水、命”を意味する曲名で、第1番から3年を経て、第2番が生まれた。演奏は、ピアニストの感性にまかされている。上野雄次の花いけと合わせて一曲となる。
『都市の肖像 III』も初演である。2008年7月に第一集「ロマンス」が全曲初演、同年10月に第二集「摩天楼組曲」が全曲初演。二集には“補遺”版も生まれた。そして三集。他の曲も合わせて考えると、橘川にはいくつかの作品集がある。その総体が橘川琢であり、彼の音楽世界である。
『夏の國』の初演をもって、第4回個展は最後を迎えることになる。『冬の鳥』と同様、恋愛詩である。不思議な思いだ。橘川と、恋愛をうたいあげている事実が。表面をいえば恋愛だが、それは人を人として生かす情熱だろう。音楽と同じである。
 橘川琢の心を、音楽として、お聴きいただければ幸いです。
(木部与巴仁)

トロッタの原稿を書かなければ

トロッタ11が終った時、トロッタについての原稿を書こうと思いました。しかし、書き始めたのは、馬渕薫氏についての原稿でした。予定が違ったわけですが、今はともかく、馬渕氏の原稿を完成させなければなりません。ただいま、180枚くらいまで書き進みました。半分に達したかどうか。
雑には書きませんが、少しでも早く終えて、トロッタについて書こうと思います。映画関係の原稿としては、また別のテーマを考え、資料を集めています。書きたいことは、いくらでもあります。体はひとつですので、原稿もやはり、ひとつずつ形にしていくことです。「詩の通信IV」の発行日でしたが、書けませんでした。だいぶ前から考えている詩があるのですが、形になってくれません。

2010年6月13日日曜日

演奏会、など

森川あづささん、柳珠里さん、仁科拓也さんらがご出演になった演奏会に足を運びました。
スタジオリリカが満員になっていました。お疲れさまでした。

映画評論家の小林淳さんと会い、いろいろとお話ししました。
馬渕薫氏の原稿について、アドバイスをいただいています。
小林さんは、ただいま、伊福部昭先生に関する、新しい著作に取り組もうとしておられます。
夏には新刊が出るとか。出ましたら、ご報告いたします。

2010年6月12日土曜日

明日は森川さん出演の演奏会です

初台のスタジオ・リリカにて、14時開演で、演奏会「CLAPOP!!(くらぽっぷ!!)」が行われます。
ピアノは森川あづささん、堀米奈穂さん。ゲストが、ヴィオラの仁科拓也さん、ソプラノの柳珠里さん。
ラヴェルの『鏡』から「道化師の朝の歌」、フォーレのの『NELL』などに加え、橘川琢さんの、抒情組曲『日本の小径(こみち)』から、「瑠璃の雨」「夏の栂池(つがいけ)」が演奏されます。
私も聴きに行きます。どうぞ、お運びください。

2010年6月11日金曜日

トロッタ12、仮チラシの文章です


TOROTTA12に向けて

 詩と音楽を歌い、奏でる「トロッタの会」が、12回を迎える。2008年1月の第5回公演の会場となった早稲田奉仕園にお越しいただきたい。前回はリバティホールだったが、今回は同じ敷地にある礼拝堂、スコットホール(講堂)が舞台である。1921年に完成した、東京都の歴史的景観保存建造物だ。
■伊福部昭の作品は、『知床半島の漁夫の歌』(1960)、『摩周湖』(1992)に続いて、作曲者初の歌曲『ギリヤーク族の古き吟誦歌』(1946)を取り上げる。詩は伊福部本人である。
■今井重幸の『ギター独奏・ピアノ・打楽器の為の協奏的変容「シギリヤ・ヒターナ」』(1992)は、オーケストラ版は演奏されたが、室内楽版は初演。作曲者が愛するシギリヤのリズムをお聴きいただきたい。
■橘川琢の『詩曲 黄金〈こがね〉の花降る -紫苑・くろとり・黄金の花降る・檸檬館-』は、2作目となる詩曲の初演。ヴァイオリニスト二人に加え、花の上野雄次も加わる編成が楽しみだ。
■清道洋一の『イリュージョン illusion』は初演。前回、評判の高かった『「いのち」より』が記憶に新しいが、彼の曲はまったく予測がつかない。作曲家本人が、予測できないことをしているのである。
■酒井健吉の『ガラスの歌』は、2010年3月、邦楽器を主に初演されたが、今回は新たな編成となる。会の名の起こりとなった『トロッタで見た夢』(2005)を書いた、長崎在住の作曲家である。期待しよう。
■田中修一の『ムーヴメントNo.3~木部与巴仁「亂譜 未來の神話」に依る』も初演。『ムーヴメント』シリーズの3曲目である。初めて用いられるギターは、作曲家が少年期から愛奏する楽器だ。
■堀井友徳の『女声三部とピアノのための「北辺の譜」 1.北都七星 2.蝶の記憶』も初演である。北海道在住の作曲家が、北の町を舞台にした詩を選んでくれた。三部合唱による二曲という意欲作である。
■宮﨑文香の『めぐりあい』は、トロッタのアンコール用合唱曲として、6回、すべて別の詩で歌われ、親しまれてきた。これを独唱歌曲として初演する。また違った味わいが生まれるだろう。作曲者は、新たなアンコール曲に、『たびだち』を書き下ろす予定である。
■木部与巴仁の『ヘンリー八世の主題による詩唱曲』は、曲は16世紀のイングランド王によるもので、これに木部与巴仁が詩をつけ、ヴァイオリン、ヴィオラによって演奏される。
 古色ただよう会場で開催される初のトロッタ。TOROTTA12に、ぜひお越しください。
(木部与巴仁)

2010年6月10日木曜日

仮チラシ作成中

トロッタ12と、橘川琢さんの個展「夏の國」の仮チラシを作成中です。
しかし、疲れてくると、何をどうしていいか、簡単なことでも判断できなくなります。



昨日は、少ない文字数しか書けませんでした。続きを書こうと思っていたのですが、果たして、何を書くのであったか忘れました。

久しぶりで、馬渕薫氏の原稿の一章分を、編集者に送りました。これで序章から四章まで、一応、形になりました。
髪を切りに行き、その間、五章の書き出しのプランを立てたので、午後から大谷図書館へ行って作業しました。

2010年6月9日水曜日

昨日の続きです

毎週水曜日は、ギターと歌のレッスンが午前中にあります。金曜日は、ギターのみです。
その合間を縫って、資料収集に走りました。

限界と可能性

何でもできる人はいません。最近、私の限界と可能性について考えます。
限界とは、あることはできるが、それ以外はできないということです。
可能性とは、あることについては無限の可能性を持っている。しかし反面、それ以外の可能性はないということです。
WEB版FIGAROの書評、ただいま取り組んでいる馬渕薫氏の原稿、「詩の通信IV」のこと、連載を始めた「ギターとランプ」、これらはすべて、書くことです。そこに私の限界と可能性があります。
しかし、そんな自分を裏切りたい気持ちを持っています。裏切っているからこそ、トロッタがあるのでは? 他人が、私の限界と可能性を指摘するのは自由ですが、自分で限界と可能性を決めることはないと思います。

2010年6月7日月曜日

トロッタ12の内容確認

どうもここしばらく、トロッタの皆様に会っておらず、会うとしても個別でしかなく、こういう状態が続くと、自分が手を抜いているのではという気になってしまいます。
出演者に会うなどして準備を進めているのですが、早く練習をしたいと思います。
個人的事情もあります。取り組んでいる脚本家、馬渕薫氏について書かなければいけないので、どうしても、そちらに時間を割いています。馬渕氏の原稿は、今日は一文字も書きませんでしたが、友人に送っていただいた脚本をコピーしたり、神保町に資料を買いに行ったりと、やはり時間を使っており、どうしてもトロッタより、そちらに時間を費やしています。
午前中、トロッタ関係者に、プログラムなどの内容を確認するメールを送りました。
橘川琢さんの個展、「夏の國」の準備も進めていて、そのメールも送りました。何人かの方からお返事をいただきました。
こうした地道なことを積み重ねていくしかないのだろうと思います。

2010年6月6日日曜日

「花いけダルマ」に行きました



横浜市都筑区の都筑民家園で行われた、上野雄次さんの「花いけダルマ」に行きました。
横浜市営地下鉄のセンター北駅が最寄りです。近くに横浜市歴史博物館がありますが、ここがまだ開館する前、15、6年前に取材で訪れました。周囲は造成中で、赤土ばかりが広がっていましたが、今はその面影は何もない、新興住宅地です。
上野さんの花は、江戸時代の民家を使った、スケール感あるものでした。写真は、外観と、内観です。



2010年6月5日土曜日

「ギターデュオの調べ」半分だけ聴きました

長谷部二郎・知子先生主催の「ギターデュオの調べ」は、会の半分だけ聴きました。朝から原稿書きを続け、時間が取れませんでした。残念でしたが、ギター演奏会の雰囲気に、少しでもひたれました。

WEB版FIGAROのための書評を書きました。これに数日、時間をとられていたのです。
作品は、ロベルト・ボラーニョの『野生の探偵たち』です。
上下巻の長編小説で、読みやすいとは決していえないのですが、書評ですから分析もしなければならず、ある程度の分析をして思ったことは、これはボラーニョによる詩と詩論かもしれないということ。さらにいえば、これは小説の形を取った詩かもしれないということでした。
正統の小説というものがあるとして、そうではない作品ですが、オリジナリティを感じる小説に久しぶりで会いました。
問題作だと思います。私の詩も、これを超えるものでありたいと思います。

2010年6月4日金曜日

「花いけダルマ」「ギターデュオの調べ」

花道家の上野雄次さんが、横浜の都筑民家園にて、花いけの実演「花いけダルマ」を行います。最寄り駅は、横浜市営地下鉄センター北駅。

6月5日(土)11時-17時
6月6日(日)9時-16時

6月6日(日)14時-15時30分には、茶室にて「花いけ&トーク」が行われます。
参加費2,000円(飲み物&お菓子付き)



ギターの長谷部二郎先生と奥様の知子先生による、第9回「ギターデュオの調べ」が、杉並公会堂小ホールにて、行われます。
曲目は長谷部先生の作曲・編曲集で、『小さな夢』『夏の風』など。
トロッタのヴィオリスト、仁科拓也さんが賛助出演します。

6月5日(土)19時開演
当日券2,300円

2010年6月3日木曜日

アルトの方が決まりました

本日、アルトの方にお目にかかりまして、トロッタ12へのご出演をご快諾いただきました。これでほぼ、出演者は決まりました。後日、皆さんに再確認をしまして、演奏予定曲ともども、発表したいと思います。
アルトの方は、酒井健吉さんのアルト独唱を含む『ガラスの歌』と、堀井友徳さんの女声三重唱曲『北辺の譜「1.北都七星」「2.蝶の記憶」』にご出演いただきます。いずれも私の詩による曲です。

朝、「ギターの友」を今井重幸先生宅にお届けにあがりました。今井先生の『シギリヤ・ヒターナ』は二度に分けて掲載します。次号の原稿もすでに提出済みです。その次は、やはりトロッタ12のために、ギターを含む作品『MOVEMENT No.3』を作曲中の田中修一さんにご登場いただく予定です。

2010年6月2日水曜日

「ギターとランプ」連載開始

今日は、ギターと歌のレッスンがありました。
長谷部二郎先生宅で、「ギターの友」6月号をいただきました。私の新連載「ギターとランプ」が掲載されています。
4月号には、今井重幸先生と私の対談が掲載され、トロッタ11の演奏風景が表紙になりました。
トロッタが、少しでもメディアに載ればいいと思います。

歌のレッスンは、今日から『フィガロの結婚』第四幕の、フィガロのアリアです。なかなか暗譜できません。
ギターも歌も、トロッタに直結しています。

明日は、アルトの方と初めてお目にかかる予定です。
酒井健吉さんの『ガラスの歌』と、堀井友徳さんの『北辺の譜』に出演していただく予定です。

トロッタ12の概要です

長谷部二郎先生の「ギターの友」6月号に、トロッタ12の広告を出させていただきました。
その原稿を、アレンジしてご覧にいれます。
雑誌の性格上、ギターが入る曲を優先し、ギタリストの名前のみ入れてあります。
他の出演者は名前が入っていませんが、これも雑誌の性格を考えてのことです。ご了承ください。

詩と音楽を歌い、奏でる「第12回 トロッタの会」
■開催日 2010年11月6日(土)
■時間 18時開場 18時30分開演
■会場 早稲田奉仕園スコットホール(講堂)*地下鉄東西線早稲田駅より徒歩5分
■料金 前売り3,000円 当日3,500円
■曲目
今井重幸『ギター独奏・ピアノ・打楽器の為の協奏的変容「シギリヤ・ヒターナ」』 g.萩野谷英成、他
田中修一『ムーヴメントNo.3~木部与巴仁「亂譜 未來の神話」に依る』 g.栗田和樹、他
清道洋一『イリュージョン illusion』 g.萩野谷英成、他
伊福部昭『ギリヤーク族の古き吟誦歌』
橘川琢『詩曲 黄金〈こがね〉の花降る -紫苑・くろとり・黄金の花降る・檸檬館-』
酒井健吉『ガラスの歌』
堀井友徳『女声三部とピアノのための「北辺の譜」 1.北都七星 2.蝶の記憶』
宮﨑文香『めぐりあい』
木部与巴仁『ヘンリー八世の主題による詩唱曲』

出演者 *後日発表のサイト、チラシをご参照ください。
お問い合わせ 070-5563-3480(木部)
メール yohani@mac.com
URL www.kibegraphy.com

2010年5月31日月曜日

「詩の通信IV」21号と22号の後記

21号《後記》今二十一号は二週間も遅れる失態です。二十二号と同時発行させていただきました。前号で書きましたが、脚本家の故・馬渕薫氏について書き進めており、「詩の通信IV」を始め、種々の作業に遅れが生じています。馬渕氏の原稿も、調査が滞っているため、ここ数日は進んでいません。ただ何もしていないわけではなく、大谷図書館という、松竹本社にある演劇・映画関係の施設に通い、脚本を書き写しています。コピーができないからですが、写すことで、馬渕氏の文章のリズムをなぞっています。他の仕事があるため一日一時間半が限度ですが、このようにして、いわばレッスンをしているのかもしれません。トロッタ12の準備が始まるまでに、本にならないまでも書き上げるつもりです。次号は二〇一〇年六月十四日(月)発行予定です。二〇一〇年五月三十一日(月)

22号《後記》長谷部二郎先生が発行する雑誌「ギターの友」で、「ギターとランプ」という連載を始めました。六月号が第一回です。トロッタの会で演奏されるギターを伴う曲を、作曲家に取材し、解説します。まず、今井重幸先生の『室内楽版 ギター独奏と打楽器、ピアノのための「シギリヤ・ヒターナ」』について、前後編に分けて書きました。譜例を付けましたので、わかりやすいと思います。五月二十二日(土)、西村朗氏の合唱曲『まぼろしの薔薇』が、甲田潤氏の編曲により、女声版として初演されました。大手拓次の詩にもとづく作品で、西村氏にとっては、やはり大手拓次の詩による『そよぐ幻影』『秘密の花』とともに三部作をなすそうです。ひとつひとつ作品を作ってゆく姿勢の大切さを実感しました。次号は二〇一〇年六月十四日(月)発行予定です。二〇一〇年五月三十一日(月)

2010年5月10日月曜日

「ギターとランプ」

雑誌「ギターの友」に掲載するため、今井重幸先生への取材を原稿にしました。2回に分けるつもりですが、まず1回分を、多めに書きました。連載のタイトルは「ギターとランプ」にするつもりですが、それでいいかどうか。原稿も、まだ今井先生にチェックしていただいていません。トロッタ12で初演される、『室内楽版 ギター独奏・打楽器・ピアノのための「シギリヤ・ヒターナ」』について書きました。

2010年5月8日土曜日

会場は確保してあります

早稲田奉仕園スコットホールに確認しました。

2010年5月6日木曜日

堀井友智さんの曲

トロッタ12に、北海道から、堀井友智さんが参加します。
伊福部先生に、直接、教えを受けられた作曲家です。
堀井さんのために、詩をいくつか提供させていただきました。
その結果、今夜、何をお使いになるか、最終的に決定しました。
タイトルの変更を提案していますので、まだ曲名は書きませんが、これで、基本的なプログラムが決まったと思います。

2010年5月5日水曜日

トロッタ12

トロッタについて、原稿を書こうと思いつつ、まだ始められません。
脚本家についての原稿を書き始めてしまったからです。しかし、間もなく書き出します。

2010年5月4日火曜日

お墓参りをしました

高尾へ行き、ある脚本家のお墓にお参りしました。脚本家について、書こうとしています。執筆の報告をさせていただきました。トロッタには関係ありませんが、人の仕事に対して、人という存在について、謙虚でありたいと思います。実在の、例えば作曲家と、トロッタの場で交流する際は、時に意見をいったりしなければならない場合があります。その時も、基本的な態度は、謙虚でいようと思います。自分には厳しくあるのでしょうが、自分にも謙虚でいたいのです。うぬぼれは、絶対に禁物です。

2010年5月3日月曜日

今井重幸先生を取材しました

ギターの長谷部二郎先生が編集する雑誌「ギターの友」のため、今井重幸先生を取材しました。

2010年5月2日日曜日

トロッタ12への進展

昨日は、新たに加わっていただける打楽器の方に会い、本日は、ソプラノの方に会いました。
また会場も、ほぼ決まりました。すでに予約をして、おさえてもらっています。
内容をお知らせできる日も遠くないでしょう。

2010年5月1日土曜日

トロッタのサイトを更新しました

更新したとはいえ、整理をしただけで、中身は変わっていません。
久しぶりにHTMLを書きましたので、これは毎回そうなのですが、苦労します。
本日、トロッタ12に使いたいホールのことで進展がありました。この線で決定できればと思います。