第8回「トロッタの会」が、5月31日(日)に近づいてきました。“詩と音楽を歌い、奏でる”とテーマを掲げ、2007年2月25日(日)を第1回として、続けてまいりました。
そして、第8回大会を目前にする2009年5月18日(月)より、この「トロッタ通信」を始めます。
トロッタの一員である木部与巴仁(きべ・よはに)は、隔週刊で、2005年11月11日(金)以来、「詩の通信」を発行しています。一年I期とし、現在は第III期目です。
詩は、ただ黙読されるのではなく、声に出して詠まれるものでありたいと思います。詠みながら、自分の声にメロディやリズムを感じます。それは音楽に通じます。歌曲は、詩の音楽化です。まず詩があり、音楽が生まれます。楽器とともに詠み、歌われれば、音楽性もより高まるでしょう。
木部にとっては、そんな「トロッタの会」に向かう原点のひとつが「詩の通信」です。両者は切っても切り離せません。「トロッタの会」をともに運営する作曲家、演奏家の方々と、これまでになかったもの、しかし、本当はあった懐かしいものに、私たちは向かっています。
どうぞ、「トロッタ通信」を手に取ってください。ここに詩があります。これは、音楽の発生をうながすものです。そして、「トロッタの会」に、お運びください。御一緒に、音楽を創りあげましょう。
2009年5月17日(日)
木部与巴仁
「トロッタ通信1」裏面
「トロッタ通信」の内容は、変化します。
例えば「トロッタの会」のチラシは、会が終了すれば役に立たなくなります。しかし、将来に続く資料として、過去を振り返る資料として大切にし、御覧いただきたいと思います。
初めに同封しました詩『美粒子』は、写真作家、木村恵多との共同作業から生まれました。写真をもとに詩を書いたのです。写真についてではなく、写真に喚起された、純粋な言葉を紡いでいきました。
詩集『光のある部屋』は、ガラス造形家・扇田克也と、東京の森岡書店にて企画展を行った際に配りました。ガラス作品を見て、心に浮かんできた詩の言葉を、形にしたのです。展覧会の初日に詠みました。冒頭の一篇『光の詩』は、作曲家・酒井健吉によって楽曲化され、ソプラノの赤羽佐東子、二十五絃箏のかりんによって初演されました。
詩『風乙女』は、作曲家・清道洋一の曲、『風乙女』初演の舞台に立ち、詠んだ詩です。木管四重奏との共演でした。清道は、小松史明による絵を第一楽章に、私の詩唱を第二楽章に、演奏を第三楽章として構成したのです。演奏中、私は鈴を振り、投げながら、フルート奏者を先導して場内を歩きました。書き添えますと、小松史明は、これまでのトロッタのチラシを、絵を描き、デザインしました。
このような詩、あるいはチラシなどを、「トロッタ通信」に入れていきます。刻々と変ってゆくのが、「トロッタ通信」です。また、「詩の通信」とも関連します。第III期がまもなく終ります。第IV期を控え、どのような形で発行するのがよいか、考えています。御購読や問合せを御希望の方は、以下のメールアドレスに、御連絡ください。
また、「トロッタの会」には、サイトとブログがあります。以下のURLにアクセスしてみてください。最新の情報、日々移り変わる情報はもちろん、過去の記録や詩篇が見られます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
http://www.kibegraphy.com/(「トロッタの会」サイト)
http://torotta.blogspot.com/(「トロッタの会)」ブログ)
問合せ;yohani@mac.com
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